あこがれのはとバスツアー・後編
はとバスツアーの後編です。
鉄道博物館を見学したのち、お昼は車中でということになりました。
鉄道にふさわしく「E5系はやぶさ弁当」………まぁ、味に文句云ってはいけないかもしれません♪
博物館からさらに1時間ほど走ると、
首都圏外郭放水路に到着します。
春日部低地での浸水被害を防ぐため、一帯であふれた雨水をとりこんでは、強制的に江戸川へ放水するという防災設備、
その調圧水槽を観にいきます。
長さ177m、幅78m、高さ18mの巨大プールなんだそうで、
それがこれ!
ささえる柱は一本500tの重量があり、地下の空洞が地上に浮きあがるのを抑えこみます。
林立するさまは、地下のパルテノン宮殿と呼ばれますが………
ただですねぇ、パルテノンはやはり陽光のもとというイメージが強くって、
ファンタジー好きのわたしには、
『指輪物語』のモリアの坑道にみえる。
勤勉なドワーフが築いた栄光の地下の王国………
でもそこには邪悪なオーク鬼が巣くっていて、………
さらに怖しいバルログまでよびさまし………
なんて、お話はおいといて
現実の施設は現代の科学と技術を総動員した、治水の殿堂なのでありました。
ちなみに貯槽内の温度は年間つうじて18℃………当日の外気との差は20℃ちかくあって、これはもう出たくない♪
低地一帯に浸水した雨水は、ここから江戸川に強制排出します。
多いときは、1,900万㎥を排水するとか………規模の大きな話でした。
というわけで当日のツアーはこれにて終了。休憩を兼ねて道の駅によりましたが、渋滞もなく予定より早く新宿駅に到着しました。
楽ですねェ、ほんと。座っているだけで観てまわれる、しみじみ安穏な一日でした。
はとバス、また乗ってみようと思います。