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子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
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カテゴリ:ちょっとこだわり( 57 )

生きているものが声をあげる

母方の実家は長崎にありました。

街並みは変わりましたから正確にはいえませんが、

地図をみると爆心地から300mと離れていない。

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祖母と祖父、そして女学生の叔母をなくしています。


父方の祖父母は早くなくなっていたので、わたしはひとりの祖父母も知りません。

子どものとき、それを不思議に思ったことはありませんでした。

ただ友だちの家に行くと、おじいちゃんとおばあちゃんがいる。

そんなものかと思いました。


でもそれは普通でも平凡なことでもなかった。

戦争がなければ、

原爆がなければ、

わたしには普通に祖父母がいた。

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なんにちも歩いているうちに、

ようやくわたしは戦争によって自分がたいせつなものをうばわれたことを実感しはじめました。

奇妙に思われるかもしれません。

どうして今までそう思わなかったのか。


わからない、としか云いようがありません。

平凡でないことに気づかなかったのか、

あるいは認めようとしなかったのか。

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たった一枚のこった叔母の写真です。


こんな齢で終わってしまった。

これが平凡なことだろうか。

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歩きながら祖父母や叔母の声をさがします。

耳をすませます。


むろん聞こえるわけがありません。

死者には声がないのですから。

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語ることができるのは、

声をだすことができるのは、生きているものだけ‥‥‥


だから‥‥‥

遅くなったけれど、

いま、思いを声にしよう、と思うのです。


by march_usagi | 2019-06-22 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(0)

愚直を嘲笑(わら)うものを嗤う

行進は地道で泥くさい‥‥‥

お年寄りが中心ですからカメのようにのろい。

野暮ったく、なにか遠いむかしの遺物のようにも思える。

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はじめ、わたしのなかに違和感があったことは否めません。

これはついていけないかもしれない、とすら思った。


とはいえ‥‥‥

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一昨年、国連で核兵器禁止条約が採択されました。

核大国やそれに追随する国々の執拗な反対をおして成立した条約。

発効すれば、核兵器の使用は明白な戦争犯罪となる‥‥‥まさに時代を画するものでした。


考えてみました。

どうしてこの条約ができたのか。

どうして世界のひとたちに、核兵器禁止の世論がうまれたのか。


は、と気づくのです。

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原点はここではなかったか。

被爆者たちの声ではなかったか。

ことばにすらできない叫びではなかったか。

耳かたむけようとしない世界に、訴えつづけたその執念ではなかったか。

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女学校のときに被爆した山口さんは、静かな口調で体験を語ってくれました。

親しいひとびとを、人生をうばわれた記憶です。

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けっして声高でないおだやかな語り口のなかに、

消すことのできない怒りと悲しみを感じます。

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この声ではなかったか。

世界を動かしたのは、こうした声ではなかったか。

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行進は愚直です。

愚直で頑固です。

けれど、それがなんだというのか‥‥‥

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愚直でなければ伝えられないことが世界にはある。

愚直とは意思をつらぬくということかもしれない‥‥‥


その日、わたしのなかにあった違和感がとけました。


わたしのなかの傲慢さが、すこしだけくずれて消えた‥‥‥そんな幸せな瞬間であったのかもしれません。


by march_usagi | 2019-06-15 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(0)

歩く

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歩く。

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ただ歩く。

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歩くだけ‥‥‥

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雨の日も、

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炎天の日も

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広島と長崎で重い荷を背負ったかたたちを守りながら、

ひたすら歩く。

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歩けなくなったかたもこうして‥‥‥

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報道もされず、さわがれることもないけれど、

待ってくれるひとがいる。

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61年続いてきた 原水爆廃絶をもとめる平和行進。


今年の神奈川は57日から13日間、

静岡にひきつぐまで、

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ただ一日も休むことなく歩きつづけられました。


by march_usagi | 2019-06-08 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(0)

戦争ととなりあわせの島‥‥‥沖縄⑥

上空に爆音がひびきます。

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那覇空港のすぐ南にうかぶ瀬長島からは、

手のとどくくらいの距離で着陸する旅客機のすがたがのぞめます。

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こんなに間近に見るのは初めてです。


旅客機とはことなる排気音をたてて、

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高速の機影が目にはいりました。

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自衛隊のF-15戦闘機です。


那覇空港は民間と自衛隊とが共用しています。

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もとは、旧海軍の小禄飛行場でした。


戦況の悪化した1944年、海軍は沖縄方面根拠地隊を編成し、沖縄に進出しました。

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その司令部として、小禄飛行場の東方丘陵に450mにおよぶ壕を建設します。

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砲撃に耐え、持久戦を遂行するための地下陣地でした。


沖縄戦がはじまると、激しい戦闘で追いつめられ、4千人の兵士がたてこもります。

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450m4,000人です。

立錐の余地もないほどの空間に、兵士は立ったまま睡眠をとりました。

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6月、全滅を覚悟した太田司令官は自決‥‥‥壁には幕僚の最期を遂げた手榴弾のあとがのこります。

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将兵たちはこの通路から出撃し、帰りませんでした。


わたしの父は職業軍人でした。

日立の陣地で敗戦をむかえますが、

この地に配属されたなら、まちがいなく同じ道をたどっていたと思います。


息がつまりました。

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嘉手納にある道の駅は少し変わっています。

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4階の展望台から米軍基地が見えるのです。

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ご存じのとおり、嘉手納は極東最大の戦略基地として、アジア、中東に睨みをきかせています。

ヴェトナム戦争では、北爆の補給出撃基地ともなりました。

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見ているあいだにも、輸送機や戦闘機が発着します。


沖縄という小さな島

なのにそこに詰めこまれた不釣り合いに重いもの


安保について、軍備について、いろんな考え方があるでしょう。

わたしとちがった考え方があっても無論おかしくない。

ただこの地にいれば、やはり無関心ではいられない‥‥‥


戦時中とは云いません。

でもこの島はまちがいなく戦争ととなりあっている、

そう思いました。

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by march_usagi | 2019-03-09 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(0)

やはり辺野古から‥‥‥沖縄①

やはり、辺野古から書きはじめようと思います。

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駆け足の旅でしたが、沖縄へ行きました。


まだ一度も足を運んだことがありませんでした。

いろんなこだわりがあったからです。

とりわけ戦争とその犠牲、基地の問題でした。

国土の0.6%しかない島に、在日米軍基地の7割を超える面積が集中している。

沖縄へ行くことは、戦争をぬきにして考えられない‥‥‥とても重いものがありました。

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那覇から北上した勝連城(かつれんぐすく)の城跡で、頭上に爆音が響きました。

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オスプレイです。

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ヘリコプターよりはるかに速いスピードで、遠ざかっていきます。

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別の方角からあらわれた、これはスーパーコブラという機種でしょうか、

これも自分の庭のように飛行していきました。

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到着した辺野古の海は静かです。

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しかし沖合には、海上保安庁の巡視船のすがたがあり、

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そのずっと左手に、土砂を投入しているトラックが見えました。

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浜辺に設置したテント村の方から、工事の話を聞きました。

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滑走路を設置するには、現在土砂の投入されている岬の南側だけでなく、北側を大規模に埋め立てなければなりません。

しかし北側は水深が深く、かつ地盤が不安定なため、現在の工法では埋め立てが不可能です

つまり基地は設計段階から行き詰っている。

にもかかわらず、防衛省はそれを棚上げにして南側の土砂投入を強行しているのです‥‥‥と。

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沖縄から帰ってすぐの新聞に、それを裏書きする記事がでました。

展望のない工事をしゃにむに推し進める‥‥‥そんな政府の姿が浮かびあがります。

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首里城の近くには、辺野古での抗議活動に至便なよう、送迎バスの発着場ができていました。

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街のそこここに、人々の声がはためいています。

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埋め立て海域を見おろす丘には、先の大戦をかえりみた「平和之塔」が建っていました。

「世界恒久平和の実現を乞い願う」と書かれたその先に、新たな戦争の橋頭保がつくられようとしている‥‥‥その痛さを感じました。


「寄りそう」という美しいことばが、

「一顧だにしない」という冷酷な意味と同義語に使われる‥‥‥そんな政権のありよう。


島の尊厳をとりもどすときに、

わたしたちはこの国のことばもまたとりもどさなければならない‥‥‥

そう思いました。


by march_usagi | 2019-02-02 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(0)

重い荷をおろして

新しい年が明けました。


重い荷はいったん地におろし、

冷たい風と冬の陽ざしをあびようと思います。

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鳥たちが啼いたら、また 歩きはじめます。


by march_usagi | 2019-01-01 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(2)

節目の年の終わりに

この春、

40年をこす会社勤めを終えました。

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長かったとも思えるし、夢のようだったとも思える‥‥‥

ふりかえれば仕事の記憶はさらさらと消えてゆきます。


成人した次男や娘らと異国の町を歩きました。

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いたわられているわたしがいる‥‥‥

はじめての実感もありました。


その節目の年が暮れてゆきます。

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皆さま、よい年をおむかえください。


by march_usagi | 2018-12-29 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(2)

亡びゆくことの正義

東京はきらびやかな都会です。

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世界でも5本の指にはいるのは間違いない‥‥‥


でも‥‥‥

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おもての華やかさの陰に、わたしはひそかな衰亡のきざしを感じています。

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いや、これは一時的なものだ、いずれ真新しい繁栄に置き換わるだろう‥‥‥そういうひともいるでしょう。

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そうかもしれません。でもほんとうにそうなのでしょうか。

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             『シリーズ20世紀の記憶 1969-1975』 毎日新聞社


わたしの育ったのは60年代の高度経済成長の時代です。

世界は右肩上がりで成長する、

とりわけ日本のカーブはログ関数のように無限でした。

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でも、今はどうなのだろう。


成長が未来を拓くという理屈は、畢竟「神話」でしかなかったことがわかりました。

有限の世界のなかでは、いかなる成長も未来を食いつぶします。

「持続可能な発展」など、資本が地球と貧しいものをしぼりとるための空言でしかない。

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だから衰亡はむしろ健全な状態なのかもしれません。

プラスの成長をマイナスに置き換える‥‥‥わたしたちの暮らしをこの星の自然のレベルにひきもどす‥‥‥それはひょっとして「神の見えざる手」の作用なのかもしれません。

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そう思うのは、わたしが老いたからだ、文明を心中させたいからだ、という人々がいるかもしれない。 でもそれは違います。

わたしは美しく意味のある暮らしをのこしたい。

それにはヒトの文化と経済がこの星の身の丈に合っていなければならない‥‥‥そう考えているだけなのです。


by march_usagi | 2018-12-22 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(2)

忘れていいよね♪

いつのころからか、記憶がたよりなくなりました。

憶えているはずなのにでてこない。

学校の教科なら忘れて当たり前という気もするのですが、

仕事やひとの名前となるとそうはいかない。

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間違いなくなつかしい方に出会っているのだけれど、お名前がでてこない。

別れたあともどこの誰だったかはっきりしない。

とりつくろったばつの悪さが罪悪感のようにのこります。

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忘れるはずないのになぁ‥‥‥。


ある日、忘却に傾向があると気づきました。

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どうしても思いだせない方があったんですよね。

どこのどんな方かはよく知っている。顔も声も思いだせる。

でも名前がでてこない。


ようやく思いだせたときに、もうひとり同姓の方がいらしたことに気づきました。

そちらはとてもつらい記憶と結びついていました。


ああ、そうなんだ、心にはフィルターがあるんだ。

つらいものは忘れるんだ。

少なくとも、心の奥にしまわれるのだ。


してみると、‥‥‥

これからが老人のずるい思考でありますが、

であるならば、忘れるってことには意味がある、

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つまり思いだしたくないもの、思いだせば傷つくかもしれないものを納戸にしまいこみ、生身のわたくしを守るのではないか、

ふむふむ、忘却には効能があるらしい!


で、‥‥‥忘れてもいいことにしました♪

無理して過去にしがみつかない。去るものは去れ!

やなことみんな忘れちゃえ!

かように思うとたいそう楽であります。


ただ

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忘れたまんまにしておきますと、頭んなか空っぽになって、それもなんだかつごうが悪そうです。

みずから痴呆を先どりする必要もありませんよね?


対策はひとつです。

なくしたぶん憶えればいい。

ただしいま面白いと思うもの、意味あると思うもの、わくわくするもの、そんなものを憶えます。

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木の名前を憶えるというのもそのひとつ、

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                 『続 古文書手習い』 柏書房より


古文書もわかるようになりたいですね。

古典は活字なら読めますが、筆記体になると歯がたちません。

日本語なのに読めない‥‥‥これは悔しい。

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                   『新選 国語辞典』 小学館より


干支もじつは読めませんでした。「庚」(かのえ)とか「癸」(みずのと)とか‥‥‥これくらいなんとかしようと思います。


身体で憶えるものもあります。

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たとえばおいしいおにぎりのむすびかた‥‥‥カミさんのみたいにできるといいな。


基本は単純です。

古くてつまらないものはさっさと忘れ、

新しくて面白いものをたんと憶える。

そうすれば頭は空っぽになりません。

老人の宇宙は無限にひろがるのでありました♪


by march_usagi | 2018-12-08 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(2)

しずかなとき

しずかに時がながれていきます。

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会社をやめて4ヵ月がたちました。

凍てつく大気が、初夏の陽ざしにかわりました。


日々やることはあるけれど、やらねばならないことはそんなに多くない。

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会社はきれいに去ることができました。

重い責任から少しずつはなれ、

最後はごく軽い、みんなの日々をささえる業務で終えることができました。


仕事や会社を思いだすことはまずありません。

ただ夢はみます。

夢のなかで、かつてともに働いたひとたちと、仕上らないことを仕上げようとしている。


でも、それも少なくなりました。

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下の息子が家を出てから、納戸がわりになっていた部屋を片づけました。

北むきの角部屋‥‥‥

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でも窓から梢がのぞめます。


家人がいないとき、

あるいはものが書きたくなったとき‥‥‥

しばらくこもります。雨の日はとりわけ。

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いい散歩道も見つけました。

季節がよければ蛙の声もきかれます。

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イヌがいたらいいなぁ、と思います。

でもつないで歩くのは哀しいし、

子どものときのように、なにもつけないイヌが走りまわるのをみたい‥‥‥

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今年はぬか漬けの入れものを用意しました。

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たまった水を抜く小さな瀬戸物もついています。

鍋ものが恋しくなるころまで、カブやキュウリを漬けこみます。

自分できめた日課です。

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そして夜がくる。


ふるい友だちとすごすのは楽しいけれど、それは特別のとき、

いまは、‥‥‥


しずかに更けるのがあたりまえの日々となりました。


by march_usagi | 2018-05-26 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(2)