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子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
by march_usagi
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カテゴリ:生きものたち( 51 )

チータランのときめき

チータが走るとこ観られるんだって‥‥‥

そんなはなし聞きつけて、開園時間直後のズーラシアにとびこみました。

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この動物園には「アフリカのサバンナ」という区画がありまして、キリンやサイ、ライオンや

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ミーアキャットみたいな動物を、できるだけ故郷に近い環境で飼育・展示しています。

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本日の目玉はチータ‥‥‥ご存じ動物界最速のスプリンターでありまして、獲物を追うときには時速100kmを超えるとか‥‥‥

とはいえ動物園でございます。獲物を追いかける必要なんかまるでない。

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ふだんはかようにのんべんだらりとしているのでありました。

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そのチータが疾走する‥‥‥全速力で駆け抜ける‥‥‥そんな催しがあると聞けば、

そりゃ観たくなりますよね。

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ふだんはエランドやシマウマと同居している広場ですが、

本日はチータ専用。

2haはあるかな? 学校の運動場がふたつは軽くはいる広さですが、ここに円形のサーキットを設置しまして、ロープにつけた疑似獲物(ほかに言葉が浮かばない)を走らせます。

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飼育員さんの「用意‥‥‥スタート!」の声で

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走りはじめた獲物をチータが追跡、疾走します。

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追いついて獲物の動きを止めたらゲームセット!

あっけないほどの時間でありました。


サービスのリプレーは逆方向で‥‥‥

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これまた一瞬と云ってもよいできごとです。

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顔をあげて右のほうを見ていますね。

じつはそちらに飼育員さんが待っている。

ちゃんと仕留めると、ご褒美のお肉がもらえるという筋書きです。

そりゃ一所懸命になりますよね♪


チータのサーキットは、となりのライオンのおうちからもよく見えます。

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「ちょっと、うらやましいぞ」

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ねたむライオンを観ている人々もいて、ほほえましい♪

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ひと仕事終えたチータはすっかりリラックスしておりました。

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ふむ、今朝もいい仕事をした♪


by march_usagi | 2019-04-20 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)

白鳥は哀しからずや

ふと唇をついてでる歌ってないでしょうか。


白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ


『海の声』におさめられた若山牧水の歌です。


「白鳥」ははじめ「はくてふ」と読ませていました。

ただハクチョウは海にいない、なんて指摘があったのでしょうか、なんの鳥でもよろしい「しらとり」という読みに変えました。

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哀しげな「しらとり」なら、わたしはサギをえらぶなぁ。


さてなぜこの歌、

といえば、先日こんな方にあったからでした。

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白くありません。コクチョウです。

水戸は偕楽園のした、千波湖のほとりに生息しています。

ハクチョウの仲間ですが、

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野鳥の本には載っていません。


帰化した生き物だからなのですね。南半球、オーストラリアが故郷です。

飼育されていたものが放たれたか、逃げだしたか、

いずれにしてもこの国にいついてしまいました。


ただし繁殖力がさほどないのか、あるいは近似種への影響が少ないせいか、

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駆除の対象たる 特定外来生物には指定されていません。


おだやかに異国の生活をおくれるわけですね。

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国外の鳥をあつめた『世界の鳥たち』には記載されていました。

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現在千波湖周辺には十〜数十羽が確認されるといいます。

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オオハクチョウ、コブハクチョウたちとなかよく暮らしておりました。

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ただ少し気がかりなのは、あまりにヒトを怖れないこと‥‥‥

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警戒心の消滅はやはり危険です。

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往来のすぐ近くで、巣ごもりしているコクチョウを見つけました。

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さすがにこちらの動きは追っているのですが、コレクターや意地の悪いひとにかかったらひとたまりもないでしょう。

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もう少し気をつけてほしいな、と思いました。


くろとりは哀しからずや‥‥‥もはや帰れぬふるさとのそらとうみとの夢をみる


by march_usagi | 2019-04-06 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(0)

貝のみた夢‥‥‥化石堀り体験

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貝の化石掘りが体験できる‥‥‥そんなパンフを見かけました。


化石かぁ‥‥‥

恐竜とかマンモスとかは無理だろうけれど、貝の化石なら手がとどくかも。

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往復はがきで申しこんだらお返事がきました。

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場所はわたしのよく行く公園‥‥‥

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ふだんはいれない制限区域内での採掘だとかで、これは楽しみです♪

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座学で神奈川県の広い地域が、かつて海の底だったことを習います。

地層や化石の調査から、採掘地の泥層は約12.5万年前のものとわかったとか‥‥‥

絶滅した貝の化石もあるそうです。


こんな催しですから当然子どもが中心、

親ごさんをいれたって、わたしは栄えある最高齢者♪

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完全武装で参加です。

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ご覧のとおり、ここはふだんは管理者しかはいれない場所ですが、

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今日はどやどやと踏みこめる。


アシの密生した一角はすでに草刈り済みになっていました。掘ればでてくるでしょう、とのこと。

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散開して掘りはじめました。

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水が湧いてくるので、すばやく掘りすすまなければなりません。

あった、と思うと石だったり、アシの根っこだったりします。

苦節数十分‥‥‥

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何個か掘りだしました。

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用意していただいた水で洗い本日の化石掘りは終了‥‥‥

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掘りだした貝の種を同定します。

これがけっこうむつかしい、でも楽しい。

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ハナツメタ‥‥‥現生しています。とても美味しい貝だとか。

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オオモモノハナ‥‥‥12万年も眠っていたとは思えないほのかな色合い‥‥‥

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筋を数えてクイチガイサルボウとわかりました。

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表と裏の貝殻の大きさが違いますね。クイチガイの名前の由来です。

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学名も調べて保存します。


そうかぁ、

地道だけれど、こうした作業をくりかえしていろんなことがわかるのだな。

これまた新たな発見でありました♪


by march_usagi | 2019-03-30 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)

美ら海と生きものの島‥‥‥沖縄⑦

「南国は晴れてなんぼ、なんですけどねぇ」‥‥‥タクシーの運転手さんです。

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「年の157日が雨なんですよ」


そんな馬鹿な‥‥‥!

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本に載っているのは快晴ばかりじゃないッ!

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沖縄は年中ピーカンじゃないのかッ!

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そうではありませんでした。

結局晴れたのは着いた初日と、最終日だけ‥‥‥

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ならば仕方ないと、水族館へまいりました。

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もちろんつまらなくはありません。

冬の平日だというのにすごい人出‥‥‥押すな押すなの行列をして観たかったところは、

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もちろんここ‥‥‥

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会いたかったのはこいつです!

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実物が泳いでいる!

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この方たちにも会いたかった‥‥‥

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水族館、動物園で堪能したのはひさしぶりだと気づきました。

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沖縄の海の美しさはたしかに群をぬいている、

ほんとうにエメラルド色をしているのですね。

その上空を、

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ミサゴがかすめます。

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最近旅にでるときはこのレンズ2本だけ、

16mmから300mmをカバーしますが、

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こんな方にであうともっと長い玉をもってくればよかったと悔やみます。

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悔やむのはもうひとつ‥‥‥

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植生がこうも本土と違っていると思わなかった。

知らないことばかりですねぇ。

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おまけは、

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ナナホシキンカメムシ‥‥‥

おそろいで越冬中です。

ただし、いじめると例の臭いをだすそうですから、

ブローチにはおすすめできません♪


by march_usagi | 2019-03-16 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(0)

鷺が舞う

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アオサギの飛翔‥‥‥

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おおきな鳥ですから、飛ぶすがたはとりわけ目をひきます。

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旺盛な食欲も見せてくれる。

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一方、

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小柄なコサギにはコケティッシュな趣があります。

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歓談中のカメをみつけ、

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お近づきになろうとしたけれど、

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嫌われたみたい♪


空を切る白い翼‥‥‥

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ダイサギです。

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はなやかな舞いが、

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真冬の湖水に際だちます。


by march_usagi | 2019-01-12 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)

冷めてゆく愛‥‥‥動物園とわたし

子どものころの夢で、

動物園のとなりに家がある、というのがありました。

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好きなときに生きた獣たちと会える‥‥‥それも世界中の動物たちと!

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夢はほぼかないました。

バスで15分、歩いても行けるくらいのところにズーラシアという動物園ができました。

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それもこの国最大級の広さ、

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展示もできるだけもとの暮らしにちかいものを心がけています。

わたしとしては、まことに喜ばしい環境というべきであります。


なのに、

なのにこのところ、‥‥‥

いく気がうせてきました。

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そう、

なんかなぁ、の気分なのであります。


たぶん、

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たぶんわたし自身に自由な時間ができ、

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野生の生きものたちとじかに会う機会が増えたから。

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自由な生きものたちの、

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自由な暮らしと向きあうようになったから、

それがごく普通になってきたから、

だと思います。


動物園のどんなにやさしい施設でも、

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生きものがそこに囚われている事実は否めない。

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あてがい扶持の日々をくりかえすことに変わりはない。

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危険もないかわりに、生きがいもはりあいもない。

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とりわけチンパンジーを観ているのはつらい。

まるで自分自身がそこに囚われ、裸のすがたをはやされているような気分になります。

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近所の畑で、またノウサギの足跡をみつけました。

この春にも見かけたあたりです。

並行して、一直線のイヌのような足跡もありました。ひょっとしたらキツネかもしれない。

やはりこのあたりにいるんだ。


すがたが見えなくともいいのです。

生きていることがわかれば‥‥‥

厳しく危険でつらい毎日かもしれないけれど、

自由に生きていることがわかれば‥‥‥

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かえりみて、‥‥‥

わたし自身はどうなんだろう?


囚われていたのかな、

それとも自由に生きてきたのかな‥‥‥考えています。


by march_usagi | 2018-11-10 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)

帰ってきたよ‥‥‥鳥たちの秋

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藻と夏草しかなかった水辺に、鳥たちが帰ってきました。

コガモは地味な夏羽ですが、じききれいな羽根色になるでしょう。

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サギたちも活発に狩りをつづけます。

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逆光で見にくいかもしれませんが、モズです。

ひとりごとみたいなさえずりをずっとくりかえしていました。

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畑で落花生を収穫していました。

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ゆでて食べようと思ったのだけれど、美味しいところはみんなハクビシンに食べられてしまったよ、と嘆きます。

このあたりでもハクビシンはずいぶん増えていて、夜間、わたしもであったことがあるくらい。

「美味しいものがわかるんですねぇ」と云うと、

「ちかくのひとが罠で七匹も捕ったんだってよ」とおばあさん。

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上空が騒がしいので見あげたら、

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カラスたちが争っていました。

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そして秋が深まります。


by march_usagi | 2018-10-27 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)

ケヤキの木

好きな樹はなに、と訊かれたら、ためらいなくケヤキとこたえます。

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すっとのびた幹が放射状にひらき、枝分かれしながら天にひろがって、さらに伸びていく‥‥‥

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細い枝の樹脂は、空をはく箒のようにも見えます。

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大江健三郎さんの、60年代らしい最後の小説、『洪水はわが魂に及び』にこんな一節がありました。


「きみの地方で、ケヤキを特別な木だとしてキーと呼ぶとすると、それはまともな呼び方じゃないか?ケヤキという名は、もともとケヤケキというので、顕著な木のことだと図鑑に書いてあるから。

 アカマツとともに丘陵を制しているケヤキの群れは、淡い灰青の翳りをおびた空に濃い紫に近いほどの褐色の樹幹を気ままな距離をおいて、しかしはっきりひとつらなりの構造をなしている。いま青年のいったキーという言葉を冠しつつ、曇り空へこまやかに確実な細枝を伸しているケヤキの一本、一本を眺めると、いかにもそれらはこのましい樹木のなかのもっともこのましい真の樹木に感じられる。」

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いつもゆく図書館への道筋で、空にひろがる樹影が見えました。

大きすぎて、世界からはみだしてしまったようにも見えます。


窓口に本を返したあと、木のありかをさがしてみました。

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勾配や住宅に隠れてときに姿をうしないますが、

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見つけました。

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日枝社の神木でした。

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ニレ科の高木ケヤキは、図鑑に樹高2025メートルとしてあるのですが、これははるかに大きい。

境内の立札には、樹齢300年、樹高40メートル、目の高さの周囲5.2メートルと記してありました。とんでもない巨木です。


お宮の奥さんにお聞きしたら、はるか遠くから見にくる方もいらっしゃるとか。

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ただあまりに大きいので落ち葉の量もすさまじく、先日の台風のあとは大変だったそうです。

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ケヤキは武蔵野を代表する樹木。

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このあたりには日枝神社のほかにも、たたえたくなるような巨木がそこかしこに見られます。


ずっと見あげていると空がひろがって、

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はるか高く、チョウゲンボウの舞う姿がありました。



by march_usagi | 2018-10-13 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)

楽しんでいるのだ!‥‥‥大磯のアオバト

高校の友だちが教えてくれた大磯のアオバト、

連休から夏が終わるころまで、海岸へ群れで飛来するといいます。

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早起きして大磯駅に着いたのは6時半ごろでした。

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およそ10分で照ヶ崎の海岸‥‥‥箱根・小田原から伊豆半島まで見渡せます。

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鳥はすぐにやってきました。

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岩礁に降りたって、波とたわむれます。

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大磯町のHPや、その他の解説を読みますと、

アオバトの主食は木の実や草の種。

塩分やミネラルが不足するので、海水で補うのだとか‥‥‥

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なんとなく納得します。

そうかぁ、海の水で塩分補給かぁ‥‥‥

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でもまてよ、 といつもの天邪鬼が囁きます。

なんでアオバトだけ?

木の実や草の種が主食って、

ほかにもいるじゃん?


アオバトは丹沢の山中で採餌したり繁殖したりするらしい。

ならば丹沢にいるほかの鳥は塩分やミネラルが不足しないのか!

鳥でなくとも、クマやサルやシカが集団で海の水飲みにこなくてよいのかッ!

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アオバトの飛翔は高速です。

そして自由、

まことに楽しげです。

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空を翔るよろこびは、観ているおじさんたちにも伝染します。

眺めていて楽しい!

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ひょっとしてアオバトは楽しんでいるだけかもしれません。

むろん、ちょっとは塩水舐めるかもしれない。

でもほんとの望みは思いのまま空を翔ること、

さらにひょっとして、

観ている人々を眺めて、彼らなりに楽しむことなのかもしれない。

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観る人々と観られる鳥たち‥‥‥ここだけの夏の祭かもしれませんね♪


by march_usagi | 2018-07-14 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)

タブノキとユリノキ

知らないことが無数にあると気づきました。


なにをいまさらと云われるかもしれません。

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でも現業であれば、自然 専門知識は身につきます。聞かれれば、すぐに答えることができる。ときに敬意のこもった目で見られたりもします。

そこで、なんでも知っているような気になる‥‥‥


ただそれは専門のことだけだったのですね。

仕事と無縁なことは驚くほど知らなかった。

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現業からはなれて数か月がたちました。

あらためて世界を見まわしています。

知らないこと、知りたいことがいっぱいある‥‥‥

考えようによってこれは心ときめくこと、世界がひろがることなのかもしれません。

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家のちかくに、小さな神社があります。

桜のうつくしいお宮です。

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境内の一角にご神木もありまして、しめ縄がかかっています。

幹は直径1メートルもあろう太さだし、高さも10メートルではきかない。

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根元に鎮座まします青面金剛には

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天和元年と刻まれておりまして、西暦なら1681年、

まぁ、これと同世代とみる根拠はありませんが、いずれ齢を重ねた樹であることはまちがいないと思います。

ところでこの樹がなんというのかわからない。

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幹はクスノキに似ていなくもないのですが、

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葉のかたちがまったく異なります。

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図鑑と首っ引きで照らしあわせ、ようやくタブノキとわかりました。

はじめて聞いた名前です。語源は古い朝鮮語にあるらしい。

あなたはタブノキさんって云うんだね、そう呼びかけたくなりました。


もうひとつ、駅の近くの並木ですが、

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わたくし、てっきりプラタナスだとばかり思っていました。

たぶん高校のころにそう思いこんだのでしょう。

以前のブログでも、そう書いてしまいましたが、

あらためて観察しますと、

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ごつごつとしたこの幹がなにやらあやしい。

本来のプラタナスは、

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かように樹皮がはがれるのが普通でして、清潔なモノトーンの外観を呈しています。

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葉もこれまたあやしい‥‥‥プラタナスに似たおおきな葉なのですが、周辺のギザギザがない。

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こちらがプラタナスの本来の葉です。

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国会の帰りに皇居のお堀端を歩いておりましたら、

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ふとこんなもんが目にはいりました。目をあげると、

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なんだか見覚えのあるような‥‥‥

大きさこそ異なりますが、駅前のくだんの樹がでんとそびえておりました。

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なんだ、あれはユリの木であったのか!


帰って調べましたら、分類上もまるで異なる樹でありまして、


プラタナスが「スズカケノキ科スズカケノキ属」であるのに対し、

ユリノキは「モクレン科ユリノキ属」でありまして、

‥‥‥モクレンかぁ‥‥‥

ご親戚ですらない。


かくして、わたくしの知の世界が、ほんの少しひろがったのでありました♪


ちなみにこちら、

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上野は国立博物館のユリノキ、

こんな巨樹になるのですね!


by march_usagi | 2018-06-30 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)