留守居のひそかな楽しみ②
さて留守番の楽しさ、つづきでございます。
まずは読書の紹介から、
赤坂真理の『箱の中の天皇』です。
世は新天皇の践祚が粛々とすすんでおりますが、
そもそも憲法に定められたる「象徴」とはなんなのか?
具体的ななにかなのか、それともからっぽの概念にすぎないのか?
ハマのメリーさんやマッカーサーやらがでてきて読者煙にまいてまいりますが、すぐれて考えさせられる一冊でした。
頭んなかハイにしたいときはおすすめです。
そんな晩にはデリーのカシミールカレー、辛さで凡俗の雑念をあらいながします。
具なしのルーですが、最近はスーパーでも手にはいるようになりました。
非常識に辛いので、カミさんや娘は食べてくれません。
ひとりきりの今夜は思うさま楽しめる♪
このカレー、具の推奨は鶏肉です。
お店でだされるときももちろん鶏。わたくしもいままでは鶏をつかっておりました。
ヒンドゥーにとって牛は神聖ですから、本格派をほこるデリーのカレーでビーフなんてありえませんよね!
だけど、
やってみたかったんだよねぇ、ビーフのカシミール、
目撃者いないし、
お店のインド人には内緒ということで‥‥‥
やってしまいました! 牛です! 贅沢に肩ロース!
表面を焦がしたのちカシミールのルーを注ぎ、
火をいれます。
煮すぎない程度にことこと‥‥‥
20分ほどで禁断のビーフカレーの完成です。
味、ですか?
美味しゅうございましたよ‥‥‥そりゃなんたってビーフですからねぇ♪
ただやはり非常識に辛かった!
かくて留守居の夜は更けてまいります。