春節の新地‥‥‥26年ぶりの長崎
久々の長崎は、春節(ちゅんじえ)に彩られていました。
春の嵐に見舞われて雷雨まじりの宵でしたが、連休も重なって新地の人通りは絶えません。
中央会場には、張りぼてのランタンがぎっしり‥‥‥土砂降りの雨に稲光が走ると、悲鳴と歓声があがります。
新地にはお目当てのお店がありました。
26年前、
母が健在のころ、家族でこの地を訪れたことがあります。
そのとき寄ったこの店で、‥‥‥あれを、あの味をたしかめたい。
でも四半世紀がたっているし‥‥‥
春節の混雑ではいれないかと思ったのですが、セット料理なら、とあっさり入店できました。
この広い和室にも記憶がある、
あのときもここに案内されました。
セットといっても、でてくる料理にどれも文句のつけようがありません。
海老のすり身をパンでくるんであげたハトシ、
さくさくっとした皮のしたに、海老のうまみがぎっしりつまっていて、
あっさり食べちゃうのはもったいない!
無論ちゃんぽんは長崎ならではの味。江山楼のそれは定評があります。
でも、お目当てはなんといってもこれ、
東波肉(とんぽうろう)!
いたって単純な料理でありまして、
豚バラを甘辛く煮て、中華まんのふかふかしたところにはさんで食べる、それだけ‥‥‥でもこれが絶妙のバランスなんですね。
とろとろの豚の脂身が煮汁もろとも饅頭にしみこみ、柔らかいほうれん草が歯ごたえをささえます。
ちなみに26年前、次男はこんな風にかぶりついておりました。
いつのまにか郷土の名物になっていて、
キティちゃんにも化けています。
横浜でも食べられそうなものですが、やはり長崎だからいいんだろうなぁ‥‥‥
そんなこと思わせる、旅の味なのでありました。
味が変わっていないとか。
食べてみたいものです。
残念ながら長崎は修学旅行でもパスした所でまだ一回も行っていません。
テレビで地方を写される度に早く行きたいねと家内と話すばかり、行きたい所だらけです。
お母様もお元気なうちに旅行されて満足されていると思います。
お孫さんと一緒の旅行なんて出来そうでなかなか出来るものではありません。
幸せなご家族だと改めて思います。