燻製に挑戦!
T師匠の「鶏ブロックもってきたら燻製もできるよ」のお誘いに、
のらないわけにいくものか!
早速ネットを調べまくって、下準備をはじめます。
ふむ、ふむ、まずソミュール液ってやつに漬けこむんだな。
10%の食塩水をつくり、これに黒コショー、ローリエ、タイム、ローズマリー、にんにくの薄切りなんかを混ぜこみます。ウィスキーは、料理用がなかったのでオールド・パーをちゃぷちゃぷ‥‥‥贅沢ですね♪
ジップロックに鶏モモとソミュール液をいれ、ときどきもみほぐしながら4日間寝かせます。
つぎに流水で塩抜き‥‥‥せっかく塩で処理したのにもったいないやん、って気もしますが、そうやって塩分とかなんとかが出入りしてよい味になるのであろう‥‥‥そう解釈しました。
加減がよくわからないので、ちょこっと切って焼いてみます。うす塩だな、って思ったらOKだそうで‥‥‥。
つぎに、乾燥させるのですが、
世のなか便利なものがあるんですね、‥‥‥くるんでおくと、魚や肉から余分な水分や臭みのもとを吸いだしちゃうという優れもの。
ただしやたら高いんですよ、こいつ。
ま、ぶつぶつ文句いいながら、シートにくるんで冷蔵庫内で乾燥‥‥‥3日間です。
以上準備完了!
楽しみだなぁ♪
ところがっ!
T師匠に準備できましたぁ、って見せたところ‥‥‥
「うさぎさぁ、トリは、煙かける前に塩すりゃいいんだよ」
なんてことのたまう。
「手間かかんなくて、おいしいよ♪」
えええ、この一週間のあたしの苦労はあたら無駄だったのかっ!
でも、めげないもんね、
しっかり漬けたものと、さっと塩ふりしたもの、両方試すことにしました。
七輪にサクラの木っ端をいれて、火をつけます。
煙があがってきたら、あとは勝手にいぶすだけ‥‥‥
そんな簡単でいいんですか? ってきいたら、あったり前じゃん、と笑われました。
もくもくやって1時間半かな、完成です。
はじめは煙の匂いがきついのですが、2日も置くと食べごろになります。
左のふんわり白いのが師匠の簡易塩ふり版、右の色濃くしまった感じのがわたくしの苦節一週間版です。
食してみましたよ。
まず師匠の簡易塩ふり版‥‥‥ふむ、鶏の素材が生きています。あっさり、素朴なスモーク・チキン‥‥‥ご飯のおかずにいい感じ♪
つづいてわたくしの苦節一週間版‥‥‥身と旨さが凝縮されました。噛みしめていくと旨さが拡がります‥‥‥これは酒の肴だな♪
なるほどこんな風に変わるんだ。
というわけで、事前の調理はお好みしだい‥‥‥基本がわかれば、あとは応用すればいいんですからね。
機会があればお試しください。
楽しいこと請合います♪
わが家もマンションなので、クサヤひとつ焼けません。今回の燻製は、箱根の師匠の山深い山荘で可能になった料理でした。
というわけで、以後製造の予定はありません(きっぱり)!
ただし、煙をつかわない同様な料理は目論んでおりまして、これ、作り方教えるから(わたしに)作ってくんない?
三ウサ流は手間が掛かって大変みたいですが、その分隠し味が生きている様な気がします。
自宅以外でこれが出来るのも、人との交流を大事にされた証。
見事な人生ですね。
あっさり書いて居られますが、とても真似の出来る事ではありません。