お酉さまと朗読会
二の酉の日、友人の朗読会を聞きにいきました。
横浜は山手のイギリス館‥‥‥かつて英国総領事の公邸として建てられたものですが、現在は市民のコンサートや会議などにつかわれています。
「初体験なんだし、緊張させないでね」
友人はかように宣うのですが、
なんの、見捨てておかりょうか、
ちょっと昔の綺麗どころたちと、そろって応援に駆けつけました。
演目は「はこいり」という新作人情噺、
声援の甲斐もあってかみごとに好演‥‥‥なんたってカラオケで鍛えているからね♪
はねたあと、酉の市を観にいきました。
参道にみっしりといならぶ露店‥‥‥驚くほどのヴァリエーションです。
テキヤさんって、こんなに種類があったんだ!
横浜のお酉さまは、阪東橋にほど近い「金刀比羅大鷲(おおとり)神社」と決まっています。
ふたつの神社が合併してできたお宮だそうで、
金刀比羅の祭神はオオモノヌシと崇徳上皇、‥‥‥ちょっとおどろおどろしい。
大鷲のほうはすなおにアマノトリフネさんです。
お酉さまといえばもちろん「熊手」‥‥‥幸運をかき寄せてくれるありがたい縁起物でありまして、
少し前まで、お店屋さんや飲み屋さんならどこにでも飾ってありました。
取引が成立すると恒例の「しゃしゃしゃん」の手締め、
切り火も切ってくれます。
商売人でないので一度も買ったことはありませんが、威勢のいいかけ声を聞くと、なぜかうらやましく思ったものでした。
今年は三の酉まであって、最後の市は29日の日曜日です。
酉の市が終われば、街は師走‥‥‥今年の総決算がやってまいります。
イギリス館でのおひらきのあと、元町を抜けていきました。 11/17(火)は二の酉でした。 小雨のぱらつくなか響く いせいのいい手締め、 イカやおこのみやきの焼ける匂い そして、あかりに照らされたたくさんの熊手。 以前、お酉さまに行ったのは9年前。 やはり、三の酉のあった年でした。 一の酉 ブログをやってると、いつ行ったのかすぐわかって便利だね。 金刀比羅大鷲神社 ... more
矢張り、腕とセンスが良いからです。
このブログでも腕を磨かれていますからね。
世間には幾つかの神社が統合して一つになったお社が結構ある様ですね。
戦災で建物を失ったからだと思います。
京都は戦争の被害を少ししか受けていませんが、天候が良ければ長崎の代わりに京都に原爆が落ちていたそうです。
関西は熊手は少なく笹にお宝を買い添えて持帰ります。
恵美須神社のお祭り。
商売していない人も給料アップがある様に小さな笹を買っていくそうです。
ありがとうございます。なんか恥ずかしいですけれど。
確かに、お酉さまと熊手は関東系かもしれません。元々武士のあいだだけで行われていた祀りだという話です。関東発祥で全国に拡散していったのでしょうか。
「笹もってこう」は、関東では見ないですね。
どちらも暮れの風物詩でいいものです。大事にしたいと思います。