子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
by march_usagi
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畑にきて考える⑥‥‥‥田と畑

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Y君の周囲は、ぐるりとよその畑がとりまいています。


おじゃま虫の勝手なおしゃべりに付き合いながら、Y君の手先は休むことがありません。

せっせせっせとそれこそ二六時中動いています。

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実や本体に栄養が集中するように余計な枝や葉っぱをのぞきます。

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マルチとよばれる黒い覆い‥‥‥日の光を吸収して保温する役目のほかに、

作物以外の植物が勝手にはえてくるのを防ぐのだとか。

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よく手入れされた畑からはすがたのよい野菜がうまれます。

すがたがよいのは、味もいいのだそうです。

それは、野菜が本来の成長をした結果だから、と‥‥‥納得できる理屈でした。

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たしかにY君のあつかう作物は、すがたも味もよいと思う。

ただそのためには、気の遠くなるほど手をかけています。

日のあるあいだはずっと畑、休めるのは夜と雨の日だけ。

あとなん年できるかな、とY君はつぶやきます。


気になることがあります。

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ここ数年、田と稲をいろいろ撮ってきました。

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選んだわけではないのですが、田にひとがいないのです。

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歩いたところはどこも無人でした

ただ青々と稲が風にそよぐだけ。


「昔はさあ」というと嫌われますが、でもそう云いたくなってしまう。

子どものころは田にひとがいた。 必ずいた。

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夏の真っ盛り、ぎらぎら照り付ける陽光のしたに、麦わら帽子に手拭いをたらしたお百姓さんが、せっせせっせと草取りをしていた。

その記憶は鮮明です。お百姓さんがいかに大変な職業か子ども心に焼きつけられてしまった。

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「コメはお百姓が八十八回手をかけるから『米』と書くんだぞ」

これは少年のころのY君のセリフでもありました。当時は食べるだけでしたが。

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いまひとの姿を見るのは、植えつけと刈りいれの二回だけ、‥‥‥それも一瞬です。

八十八回の手数は、どこに消えてしまったのか?


もうひとつ気になるのが、以前にも書いたようにカエルやヘビがいなくなったこと。

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子どものころ、田の水にはオタマジャクシが群れをなし、あぜ道には踏み潰しそうなほどカエルが跳びはねていました。

それがいない‥‥‥カエルを食べるヘビもいない。

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田のよこの用水からも、小魚やザリガニのすがたが消えています。

ひとと小動物の消えた田んぼ‥‥‥


これはたぶん連動している。

深入りするのが怖いなにか、みたいな気もします。

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にぎやかでひとでの足りないY君の畑と、無人の田んぼ‥‥‥


おちついて考えたほうがよいのかもしれません。


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# by march_usagi | 2017-11-11 00:00 | 匠のおしごと | Trackback | Comments(2)

畑にきて考える ⑤ そもそも農業

この国の食料自給率は38%だそうです。

農業以外で外貨を稼ぎ、そのお金で外国から食べものを買っている、そんな構図でしょうか。

指標はカロリーベース‥‥‥つまり人々がふだんに摂る食べものの総熱量ではかっているそうですから、これはけっこう危ない。

先進国では最低レベルの数値です。


30年も前になりますが、タイで仕事をしたことがありました。

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当時はいわゆる発展途上国、貧しさの目につく国でした。

「でも、飢え死にはないんですよ」‥‥‥JICAの方からそうきかされました。

「どこでも食いものとれますからね」

食べものさえあればヒトは生きていける。単純な真理です。

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一方でY君はわたしたちの国で農業を営みます。その彼がこぼします。

「農業で食ってくのって、たいへん」

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食べものつくっているのに、

しかも自給率低いんだから売り手市場となったっていいのに、

そうはなりません。

なにか逆転している気がします。

Y君が、ではありません。逆転しているのはたぶん世のなかのほうです。

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ヒトが生きていく根本のものが脇においやられ、

そうでないものが高い価値を得ている、そんな感じがします。


Y君のつくるのは野菜ですが、

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この国の農業の中核はやはり米作りにあるのだと思います。

一方でそのコメは減反なんてことをしている。

田をつぶせば補助金がでる。

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食べもの足りないはずなのに、さらに食料生産減らすのに金をだす。

コメの価格を維持して農家の生活を安定させるためと云うのですが‥‥‥素人目にはなんとも不可解です。

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古来土地と作物をまもるために、ひとはあらゆる力をそそいできました。

収穫は、すなわち食べものと暮らしとを意味したからです。

豊作イコール繁栄、という図式です。

でも現実はそんな単純なものではないらしい。


ちょっと覗いただけで、偉そうなことは云えませんが、いまの農業は少々不可解なしろものになっている‥‥‥そんな気がします。


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# by march_usagi | 2017-11-04 00:00 | 匠のおしごと | Trackback | Comments(2)

畑にきて考える④ 手間と工夫

夏のことです。

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きれいに耕した畑に集中豪雨がきました。

濁流の爪痕がのこります。

豪雨の数日前、酒の席でY君は雨が降らないとこぼしていたのですが、‥‥‥

天候は思うとおりになりません。


だからと云って手をこまぬいているわけではありません。

たとえばサトイモは水をためてくれます。

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画面の奥からY君の畑がはじまりますが、傾斜の高いところにサトイモを植えて耕地の水分を逃がさないようにします。


つづいて土の改良。

サトイモの葉っぱの手前が落花生畑です。

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わかりにくいけれど、糸のような蔓が地面にとどいていますね。この先に、つまり地面の下で落花生が稔ります。

豆類を栽培すると土が肥えるといいます。細菌類の働きでしょうか。

なので、サトイモで水を確保したその次の耕地に落花生を植えて土地を肥やします。


一般の作物はそれより低い一帯をひろくとります。稼ぐのはそこ‥‥‥

耕地活用の三段構えみたいなものですね。


ナスは、少しはなれた畑で作っていました。

借地なので、移動の不便はいたし方ありません。

ひと月前は小さかった苗も、

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みごとな葉ぶりに成長していました。Y君もちょっと自慢みたい。

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ただ手はかかります。

余分な茎に栄養がまわらないように、こまかく剪定をしていきます。

一回りすると2時間はかかるとか。

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よさそうなものを選んでくれて、

「今夜食べてほしいな」‥‥‥にっと笑いました。

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たしかにみごとなナスでした。


煮びたしでおいしくいただきました♪


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# by march_usagi | 2017-10-28 00:00 | 匠のおしごと | Trackback | Comments(2)

木を憶える

知らないことって、たくさんあります。

数えあげるのが意味ないくらいに‥‥‥

でも常識っていわれる範囲でもそんなことないかな?


わたくし、じつは植物の名まえが苦手です。

漠然とマツだとか、スギだとかは云えても、ほかに知っているものがない。

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近くには公園もあるし、

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雑木林だってのこっています。

ブナとかカシとかクヌギとか‥‥‥

でもどの木がなに、と云うことができません。

鳥や獣、虫たちの名は云えるくせに木の名を知らぬ‥‥‥これはゆゆしき問題ではないでしょうか?

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一念発起いたしました。

いい歳こいてはおりますが、わたくしこれから木の名を憶えようと思います!

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さっそく資料をもとめてまいりました。


手近なところからはじめます。

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いまのマンションに住んで四半世紀たつのに、敷地の入り口にがんばるこいつがなんだか知りませんでした。

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光沢のある葉っぱにめだつ三脈、

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縦に裂ける幹‥‥‥

クスノキらしい。

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駅前の見慣れた街路樹‥‥‥プラタナスとは思っていましたが、

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葉っぱの形状からモミジバプラタナスに近い。

でも周辺のギザギザがないので、少しあやしげです。

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こうやって札つけてくれるとありがたいですよね。

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葉っぱと一緒に憶えました。

ふむふむ、地道にやれば、そこそこわかるではないか。

展望が見えてきました。

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でも、どうせなら写真もちゃんと撮りたいな、

生きものらしい姿を楽しみたいな。


ここで問題が発生します。

大きな木を撮るには広角レンズが必要ですよね。

なのにわたくし、まともな広角系をもっていない‥‥‥むむむ、新たな悩みがわいてまいります。

というか、いけない欲望が‥‥‥♪

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# by march_usagi | 2017-10-21 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)

スルメのぬか漬け

そのむかし、飲みやさんと云えばスルメがつきものでした。

居酒屋でも、パブでもバーでも、黙ってすわればスルメがでてくる‥‥‥

てことはありませんが、

「なんかないの?」ときけば、たいていスルメを焼いてくれました。

年配者にはなじみぶかいつまみです。

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ただ固いっ!


焼きたてならまだしも、ちょっと冷めると例えようもなく固くなる。

歯の丈夫なうちはよろしいのですが、顎ががたついてくるともういけません。

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食べてみたいけどなぁ、と眺めていましたが、

クックパッドに「ぬか漬けにする」なんてレシピを見つけました。

なんだか異端のにおいがするけれど‥‥‥。

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世のなか便利なものがあるもので、

野菜をいれとくだけでぬか漬けのできる袋を売っています。

じつはこの夏少しはまりまして、

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こうしてカブだのキュウリだのを楽しんでおりました。


スルメのぬか漬けか‥‥‥やっちゃおかな。

多少気になるのは、イカのにおいがぬかに残らないかということですが、

ままよ、そのときはそのとき。

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小ぶりなので、胴とゲソをわけたらちょうど入りました。

そのまま二日間放置‥‥‥

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とりだしたイカは、ふくよかに蘇っておりました!

野菜からでる水分を逆にとりこんじゃったんですね。

ぬかににおいも残りません。


むかしの飲みやさんでは「スルメ」、と頼むと、

「はいアタリメ」とだしてくれました。

お客さんがお金をすっちゃわないようにというやさしい縁起ことば‥‥‥

お店とお客とが、たがいの立場をまぜっこにしない時代でした。


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# by march_usagi | 2017-10-14 00:00 | おいしいもの好き? | Trackback | Comments(0)