子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
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「ローハイド」とチリコンカン

「ローハイド」なんて番組がありました。
カウボーイの一団が、牛の大群を追って西部の荒野を行く、というやつ‥‥‥
クリント・イーストウッドが見習い君みたいな役ででていました。
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不思議だったのは食事シーン‥‥‥
毎回、ウィッシュボーン爺さんの料理の場面が出てくるのですが、
作るのはいつもおんなじ豆の煮込み‥‥‥
肉がはいっていたかもしれませんが、画面で識別できるのは豆だけでして
‥‥‥それも皿にほんのちょっぴり。
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一日ハードに働いた大人が、こんなもんでもつのかと、子ども心に「はてなマーク」が渦巻いておりました。

さてそのチリビーンズ、‥‥‥わりとどちらのご家庭でも作られていると思いますが、
男の料理ですので簡単に!
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まず豆を半日水に浸します。
豆はなんだっていいと思うのですが、大豆だと手軽に手にいれられますね。

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漬けとく目安は半日ですが、夏場はあぶくが出てきたりするので、早めに切りあげます。
こんな感じになれば充分。

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いつも不思議に思うのですが、乾いているときにはまん丸なのに、ほとびるとムニュッと長くなる‥‥‥呪いがとけたみたい。

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浸した水ごと鍋にいれて軽くゆでます。
強火でがんがんやると薄皮がはじけて悲惨なことになりますから、中火と弱火の中間でことこと‥‥‥って感じかな。
あとでちゃんと煮込むので、生堅い状態でもOK‥‥‥汁ごととっておきます。

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トマトはざく切りです。無論湯剥きで皮をとるなんてもったいないことしません。

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肉は2種類‥‥‥まず普通の豚‥‥‥バラでも腿でもお好きなところを薄切りで。
ベーコンも肉と同量‥‥‥食べやすい大きさに切っておきます。

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玉ねぎはみじん切り、ニンニクも薄く切りまして、

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鍋で玉ねぎとにんにく、

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豚バラ、ベーコンを炒めます。
炒める要領はどうだってかまいません。所詮キャンプ料理みたいなもんだし。

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ここにざく切りのトマトを加え、

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先ほどの豆とゆで汁をいれれば、あとは適当に煮込むだけ。
チリ、カイエンヌ、パプリカ、塩、こしょうなんかで味を調えます。
材料もそうですが、わたくし、調味料を量っていれたためしがない♪ 
お好きな加減でどうぞ。

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トマトが煮とけて、豆が軟らかく煮えたらできあがりです。
ローハイドのキャンプでは「配給は、お終いっ! 喰ったら寝ろっ」ですが、
自宅ですので、そこはのんびりと、
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こんなもんもご一緒できるとけっこう幸せです♪
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by march_usagi | 2015-07-25 00:00 | おいしいもの好き? | Trackback | Comments(4)

神明社がいっぱい

神明社は基本的にアマテラスを祀った神社です。
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ご近所にも「春の木さん」とよばれるお宮があって、ここも神明社‥‥‥ただし祭神はイザナキとイザナミです。

横浜市内の神社は全部で288ありまして、そのうち神明社は38社、
全体の13%ですから、そんなに多くはありません。
(出典:神奈川県神社庁HP、保土ヶ谷神明社HP)

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わたしの住む旭区は、1969年保土ヶ谷区から分かれて誕生しました。
廃藩置県の前は武蔵國都筑郡の一部だったそうですが、
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畠山重忠が討死した、という以外とりたててこれという歴史のないところです。

ただ気になるのが神明社‥‥‥やたら多い。
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どこに行っても神明社。

これも神明社のホームページで調べてみたら、旭区内16の神社のうち、9社が神明社でした。
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全体の56%ですから、明らかに多い。

全国平均もだしてみました。
鎌田東二さんの『日本の神々』に記載されたデータから計算すると、全国13万ほどある神社の中で、神明社系は18,000‥‥‥率にして13%ですから横浜市の平均と一致します。
やはり旭区は変だ。

調べてみました。
解答は、この地の過去にあるようです。
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                         <同HPより>

磯貝正さんの研究によれば、その昔、武蔵國都筑郡には伊勢神宮の「御厨」(みくりや)があった。
宗教が権力の一部を担っていた時代、力のある寺社は独自の領地を所持経営していましたが、伊勢神宮のものは皇室同様 御厨と呼ばれておりました。
保土ヶ谷から旭区にかけての一帯は、地元豪族の榛谷氏が、土地の占有権を得る目的で伊勢に神領地として寄進し、榛谷御厨(はんがやみくりや)の名が冠せられたということです。
このあたりに伊勢系の神社が多いのは当然の帰結でした。

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なお榛谷御厨系神明社のトップは天王町にほど近い神戸神明社です。

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おもしろいのは旭区のとなりにあたる都筑区‥‥‥都筑郡の地名を復活させた新しい区ですが、
ここの神社数は13社。
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このうち神明社系と思われるのは牛久保にある天照皇大神ただ一社だけでした。

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多数派は杉山神社の7社‥‥‥54%を占めます。
スサノオの息子のイタケルを祭神とする神社というのですが、それがなぜこんなに多いのか、つぎなる疑問がふつふつとわきはじめております♪
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by march_usagi | 2015-07-18 00:00 | わたしのお寺と神社 | Trackback | Comments(2)

ヘミングウェイとベルリオーズ

音楽をことばで描くのはむつかしい‥‥‥というより不可能なことと思います。
でもある種の音楽はとても文学的、
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ベルリオーズの『幻想交響曲』はそんなよい例です。

ご存じのように、『幻想交響曲』では
第1、第2楽章で 青年の美しい女性へのあこがれ、不安、恋、歓びを唄い、
第3楽章で心の平穏を得る‥‥‥
しかしその平穏は長くつづかず、第4楽章で青年は女を殺し、自ら断頭台にのぼる夢をみる。

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      <ゴヤ『すてきな先生』1799 「ゴヤ:版画にみる時代と独創」読売新聞社>

有名な第5楽章では、女は一転して醜い妖婆となって現れ、主人公を嘲笑する‥‥‥
なんて筋になっております。

誰にも若き日のあこがれが、凄惨な悲喜劇と化すことがないとは云えませんが、
自己の失恋を壮大な交響曲にしてそのカタルシスを得たというベルリオーズの執着は、いささか常軌を逸しているようにも思われます。

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          <"Leopard” by Desmond Morris REACTION BOOKS LTD>

さてヘミングウェイです。
ヘミングウェイといえば、マッチョの代名詞みたいに思われておりまして、
狩を愛し、酒を愛し、革命を愛し、闘牛を愛し‥‥‥と、男の中の男のイメージが定着しているんじゃないかと思います。

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先日、全集を読みかえしてみました。
ついでに死後刊行されたものもすべて。

そこでふと気づいたのが、そんなヘミングウェイらしからぬ、ある執着です。
ヘミングウェイは4人の女性と結婚いたしましたが、わたしの云うのは、その最初の奥さん、ハドリーに関すること。

文豪ヘミングウェイにも、当然駆け出しの時期がありまして、
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欧州に滞在し、1行いくらの記事を新聞社に送電しながら、売れない小説を書き綴る日々を送っておりました。ハドリーとのあいだには、長男が生まれております。
さてそのヘミングウェイが仕事で家を留守にしたとき、このハドリー、なにを考えたのか彼の書きかけの原稿を出先に届けようと思いたちます。
スーツケースに原稿と、コピー、カーボンの写しまでつめこんでハドリーは出立するのですが、駅でスーツケースごと盗まれてしまいました。
直後にヘミングウェイの浮気が発覚し、ハドリーとの間は終末にいたるのですが、原稿は永遠に失われたままでした。

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死後、トム・ジェンクスの編集で世にでた『エデンの園』は、珍しく主人公と悪妻との愛憎こんぐらかった不倫話です。
小説のなかで、この妻は夫の書いた未発表の小説を焼却炉で焼きつくします。盗まれたんじゃなくて、焼いちゃった。
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『何を見ても何かを思いだす』も死後発掘された未発表の短編集ですが、このなかの一編『異郷』では、原稿盗難事件が、これはいわゆるオフィシャルに語られた展開のままで登場します。
興味深いのはこの主人公の原稿を失った作家‥‥‥ロジャーという名前です‥‥‥が、実はさらにもうひとつの未発表の大作、
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『海流のなかの島々』の本来の主人公ではなかったかと疑われることです。(本編ではトマスという画家が主人公ですが)
『海流のなかの島々』のなかには奇妙な一節がありまして、戦争で息子をなくした主人公が、その息子を生んだ別れた妻と出会い、一夜を共にする‥‥‥そして翌朝別れてしまうという‥‥‥幻想としか思えないシーンがでてまいります。
小説としても説明不十分だし、なんでここにおかれたかさっぱりわからない。

ただここいら辺の「妻」がすべて最初の妻ハドリーを同一のモデルにしていたとすれば、
そして彼女に対する怒りと執着のミクスチャがこんな展開を生んだと考えれば解ける気もする。

つまり、ヘミングウェイは、原稿が「第三者に盗まれた」とは思っていなかった。それはなんらかのメッセージを含んだ「ハドリーの犯行」だった。ヘミングウェイは表向きはともかく、決してそれを許していなかった。
にもかかわらず、彼は(その後の3人の妻をふくめて)誰よりも深くハドリーを愛していた。

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だから、これらの本は生前出版されることがなかったのです。
小説として推敲されていない、完成されていないということもあるのでしょうが、その前に、彼自身がそこに残された愛憎を整理しきれなかった‥‥‥わたしはそう推測しています。

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音楽家の前に現れた妖婆は、かつての恋人のカリカチュアでした。
それは純粋な愛の、損なわれた醜く痛々しい幻影でしかありません。
にもかかわらず音楽家はそれから自由でいることができない。
どんなに嫌悪していようと、殺してしまいたいほど憎んでいたとしても、彼は女から自由ではない、
縛られているのです。

共通していないでしょうか?

ヘミングウェイは単純なマッチョではありませんでした、
ずっとずっと複雑でナイーブな男だった。もっと云ってしまえば未練たらしい、痛々しくも愛から逃げられない男だった、と。

実はこの歳になって、かえってヘミングウェイが好きになったような気がしています。
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                <『ヘミングウェイ全集』三笠書房より>
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by march_usagi | 2015-07-11 00:00 | 秘密の本棚 | Trackback | Comments(2)

ひとのいない世界

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ヒトは最近あらわれた生き物です。

わずか数百万年のうちに、地上に君臨する存在となりました。
しかしどんな生き物も、種それ自体の寿命があっていつかは消える、あるいは他のものに置き換わる。
それ自体は避けようがないことかもしれません。

ただ気になるのはその終わりかた‥‥‥
自然に力つき、眠るように最後のコロニーが消えるのか、
あるいは戦争か、環境破壊か、‥‥‥瞬時といってもよい時間に滅びさるのか。

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この夏、福島県への観光誘致キャンペーンがおこなわれています。
無論、それ自体が悪いことではない。

でもなにかがひっかかる‥‥‥
たとえば、
「浜通り」‥‥‥つまり原発のある海岸線一帯は、観光対象外。

この地の一部は、少なくともこの先数十年、
場合によっては数百年、
あるいはもっと長い間、ひとが棲むことができなくなってしまったかもしれない‥‥‥
観光キャンペーンでは、決してそのことに触れようとしません。

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一部の政治家たちが、脅威をあおって戦争法案を推進しています。
戦後築きあげた平和国家、法治国家としての体裁さえ葬り去ろうとしている。
彼らは本気で戦争をしたいのでしょうか。
戦争とは、国土と国民を担保にしてなりたつ、
その危うさがわかっているのでしょうか。
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なにも核兵器を使わなくともよいのです。
仮に数基の原発にミサイルを撃ちこめば、恐ろしい汚染がたちどころに全国を襲う‥‥‥
ひとの棲めない国土となる、
そんなことすら考えていないのでしょうか?


わたしには悟りみたいなものがあって、種としての寿命に達したとき消滅に抗うのは意味のないことだと思っています。
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高速道路や高層ビルが消えたとて、それがなんだろう。

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繁栄や享楽が幻となったとて、どうだというのか。

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所詮文明は滅びる。


しかし、その終わりかたには無関心でいられません。
少なくとも種としての寿命のつきる前、多くの他の生命もろとも自爆するような終わりかたにだけは同意できない。

だから、
わたし自身の寿命も見えはじめた今日、
非力であろうとも
わたしの声をあげつづけようと思っています。

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いつかひとのいない世界がくるとしても‥‥‥
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by march_usagi | 2015-07-04 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(6)