子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
by march_usagi
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昼と夜 もしくは明るすぎる都会の夜について

昼と夜の顔が異なるのは、あたりまえのことです。
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昼の活気に満ちたベイエリアも、

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夜になればなにやら艶めいた世界にはまりこんだよう‥‥‥。

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東京駅だって、

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こんなに感じが変る。

都会で生きてきたわたしにとって、
人工の光でいろどられた街は、ごく日常の世界、
野卑で乱雑な昼間の景観を、夜の灯火は調和ある夢の空間に作りかえてくれます。
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ただ、ときどき思うのです‥‥‥では暗いのはいけないのだろうか?

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当然のことながら、ビルや人家から離れるほど灯りは乏しくなってきます。
夜空に浮かぶ立木はなにか意識を持ったもののようにも思える‥‥‥

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だいぶ前ですが、伊那の観察小屋で、深夜 梟の現れるのを待っていたことがあります。
撮影用にごく弱い照明を焚いていましたが、谷間はほとんど闇のなか‥‥‥上手の深い森の奥から、「ホ、ホッホホー」と梟の声がします。近づいてきた‥‥‥だいぶ近くにきている

と、突然谷間が真昼のように明るくなりました。
一瞬、照明のスイッチを間違えて、全山てらしだしてしまったかと思いましたが、そんなことがあるわけがない。
山に満月が昇ったのでした。
谷は煌々と照らされ、木々の枝葉がくっきりと地に影を落としている。

闇に慣れた目には、月の光がまぶしいくらいに明るい‥‥‥そんな当然のことを忘れはてていたのでした。

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画質はよくありませんが、大震災直後の品川駅です。
灯りはたぶんふだんの半分以下、
電気がないんだから仕方ない、これだって別に困りはしない‥‥‥そのときみんなそう思ったはずでした。
なのにいつか街には光があふれかえっている。
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むろん街は映えるけれど、
盛り場にはひきつけられるけれど、
でも、もう少し暗くしたっていいのかもしれない。

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ひとの灯りのない世界を楽しむ‥‥‥これだってちょっとした贅沢だと思うのです。
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by march_usagi | 2015-02-28 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(2)

さよならニユートーキヨー

銀座でビールなら、ニユートーキヨーかライオン、‥‥‥たいてい決まっていました。
どちらもヨーロッパ風のレンガ造り、高い天井に広いホール、流れる曲は軽快で男性的なドイツ民謡‥‥‥
ビールは当然工場直送で、つまみも肉汁たっぷりのドイツ料理。
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ところがそのニユートーキヨーがこの三月で閉店になってしまうといいます。
数寄屋橋の再開発でビルが取り壊しになるからとか。
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これは困る、ほんとうに困る‥‥‥


90年代、わたしが築地のプロダクションにいたころ、Yさんという映画監督と仕事をすることになりました。
松山善三プロで腕を磨いた、根っからの映画人です。
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ふたりで何本か、忘れられない作品をつくりました。
どちらも気が短いので、企画や脚本、あるいは撮影をめぐって怒鳴りあいの喧嘩となることもしばしばでした。

撮影や編集がないときは、Yさんはさっさと事務所をひきあげ、映画を観にいってしまいます。
陽の落ちるころに電話がかかってきて、
「なにやってんだよ、早く来いよ」と、
これはすでにきこしめしているしるし‥‥‥店は決まってニユートーキヨーでした。
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店にはいると、お決まりの席があって、狼のような笑顔を浮かべて待ちかまえています。
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配置が変わりましたが、当時はこのステンドグラスの前に馬蹄型の席があり、そこはひとり、またはせいぜいふたり用のカウンター席となっていました。
ジョッキを傾けながら映画の話、政治の話、家庭の話、ほら話、それこそいろんな話をしました。
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騒々しいお店ですが、意気をあげるには大変ふさわしい空間‥‥‥
一時期それこそ毎日のように通ったものです。

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Yさんは食べませんでしたが、ニユートーキヨーの名物はこの「カミカツ」‥‥‥紙のようにうすくのばしたとんかつを、ピリ辛のキャベツの千切りと一緒にいただく。
油がキャベツにじゅっとしみて、ビールが俄然すすみます。
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ジャーマンポテトも定評がありました。
単純な料理だけに、かえってうまい店は多くない。


そのYさんがなくなったのは、2001年の5月でした。
たぶん酒で肝臓がぼろぼろになっていたから‥‥‥胃からの大量出血でした。
わたしにも責任があると思っています。

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それから数年、わたしはこの店に足をむけることはありませんでした。
いけばYさんの思い出がいっせいに襲ってきて辛くなるから‥‥‥

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ようやく足を踏みいれるようになったのは、この本の出版準備でSさんと待ち合わせる必要ができたからです。
Yさんの映像取材をベースにした本ですから、やはりここで打ち合わせるのがふさわしい‥‥‥そんな気がしました。

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ビルの解体とともに、3階の有楽座も幕を閉じるということです。
もうひとつ、映画の思い出の場所も消えてしまう。

お店の話では、近所の電気ビルで新店舗を開くとか。
「ニュー」ニユートーキヨーの誕生というところなのでしょうが、
でもそれはわたしの、
Yさんのニユートーキヨーとは関係ない、別の店のお話‥‥‥そんな気がします。
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困るなぁ‥‥‥
最後のジョッキを傾けながら、ため息をつく夕暮れでした。
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by march_usagi | 2015-02-21 00:00 | おいしいもの好き? | Trackback | Comments(0)

中華街をゆく② 物見遊山編

先日娘が台湾旅行に出かけました。
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なんでも「千と千尋」のモデルになった街を観にいくのだとか‥‥‥北部の港町「九份」が目的地です。
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娘の写真を借りましたが、確かに面妖な街の雰囲気がうかがわれます。


一方こちら横浜の中華街‥‥‥
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身近ですがこちらも決してすてたもんじゃありません。

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なじみが薄いけれど、中国では人気の高い媽祖さま。海上安全の女神です。

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夜には一層幻想的。

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関羽公を祀った関帝廟‥‥‥横浜中華街の心臓のような聖域です。
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最近増えたなぁ、と思わせるのが占いのお店。
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手相や筮竹を使った伝統的なものでしょうが、お客さんは若い女性がほとんどでした。

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「きもかわいい」というか、単純に不気味というか、悩ましい風景も随所に。

でも思うのですよねぇ、これらの風景、
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違うようで違わない、
似ているようで似ていない、
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心騒がせながら懐かしい‥‥‥
いったいこれはなんなのだろう。

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ふと思います。
つまりはこれが大陸とわたしたちとの関係だったのかもしれない、と。

「千と千尋」が台湾の風景を借りたとして、それが心の奥のなにかを呼びさますのだとすれば、それはわたしたちのなかに共通するなにかがあったからに違いない‥‥‥
それがわたしたちと大陸との、長く深いひとと文化の交流だったようにも思えるのです。

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帰ってきた娘は、ふたつの文化を寝言にからめて、すやすやと眠りこけるのでありました。
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by march_usagi | 2015-02-14 00:00 | そぞろ歩き | Trackback | Comments(4)

春を待つ春の木神社

気がついたら20年、この地に住んでいます。
何度か住まいを替えたけれど、
ひとつところにこれだけいたのは初めてのこと‥‥‥
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部屋の窓から千木がほの見えるのは神明社‥‥‥
地元では「春の木神社」の名で親しまれています。 いい名です。
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庚申塚に刻まれた年号は天和元年と読めますから、西暦だと1681年、
社もそのころからあったのかもしれない。
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年のかわる晩には善男善女であふれる境内も、ふだんはこのとおりひっそりとした佇まいです。

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末の娘が産まれたときにはまだこの地にいなかったので、ほんとはそう呼べないのですが、
わたしの家では勝手に産土(うぶすな)さんと呼んでいます。

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ひとが土地との繋がりをうしなっていく時代‥‥‥
だからこそ、こうしたものに結びつきをもとめたくなるのかもしれない、
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それも悪くないじゃないか、
なんて思っています。
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by march_usagi | 2015-02-07 00:00 | わたしのお寺と神社 | Trackback | Comments(2)