子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
by march_usagi
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睡蓮鉢とメダカ

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一緒に暮らしていた鯉が死んでから、
睡蓮鉢が空いたままでした。
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せめて花でもと睡蓮を買ってきたのですが、
そうなるとやはり動いているものがほしくなる。
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かといってやぶ蚊の赤ちゃんを育てる趣味はありませんので、

上大岡まで足をはこんで、
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メダカの皆さんを連れてまいりました。
20匹 400円‥‥‥
電車代が1,298円かかっていますから、廉いというべきか、高いというべきか‥‥‥
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袋のまま浮かべて、水温がなじむのを待ちます。
2時間ほど様子を見てそっと放すと、
ぴちぴちはねながら飛びこんでいきました。
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問題は、すぐ隠れて消えちまうこと。
せっかくカメラ構えて待っているのにぃ!
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おまけに小っこくてすばやくて、
マニュアルフォーカスで撮るなんて至難の業であります。
馴れるか、増えるのを待つしかないかな♪
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by march_usagi | 2014-07-26 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(0)

『太平記』の無節操

さっさと読めると思っていた『太平記』ですが、予想外に時間がかかりました。
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ひとつには、『平家物語』や『源平盛衰記』『保元・平治物語』などと違って、仮名交じりと云ってもカタカナ交じりであること、
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叡山の回文などは平気で漢文そのものが使われていること、
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小競り合いのような小さな戦闘も、ちまちまと固有名詞省くことなく網羅していること、
なんて理由が挙げられるのですが、

一番混乱させられるのが武士たちの旗色‥‥‥つまり誰の配下で、どちらの味方か、誰の旗の下に戦っているかがちっともわからん、ということにあると思います。
いえ、記述がはっきりしていない、と云うことではありません。
戦況によって、容易くつく相手を替えてしまう‥‥‥つまり平気で寝返る、裏切る、離反する、
それをくりかえすから、読んでいてこいつはどちらの側の人物なのか、さっぱりわからなくなると云うことであります
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             <伝足利尊氏像 『日本甲冑史』大日本絵画より>

ま、この物語の主人公のひとりである足利尊氏さん自身、
①しょっぱな北条高時の一の子分でありながら、なんか親分危なそうだと思うと

②するっと敵方の後醍醐天皇に乗りかえる。
征夷大将軍の称号がほしくなると、
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                   <鎌倉宮 大塔の宮土牢>

③朝廷側でともに闘った現職の大塔の宮を幽閉して殺害する。
尊氏の征夷大将軍昇進を嫉んだ新田義貞の讒言で立場が危うくなると、

④さっさと後醍醐天皇に叛旗をひるがえして、よそから新しい天皇をもってくる。
なんてドラスティックな選択をやっちゃうのですから、あとは推して知るべしです。
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だいたい天皇の後醍醐さんだって、新田義貞の形勢が危うくなると勝手に新田の陣地逃げだして、尊氏の庇護のもとにはいったりする。あげくまた逃げだすなんてことするんですから、いったいどうなっちゃってるんでしょうね。
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中世を主として研究した網野善彦さんによれば、近世、近代、現代につながる日本の社会・・文化の基本構造はちょうどこの南北朝の時代に形成された、とされます。
言い換えれば、それ以前の日本の社会から、南北朝の時代を境に異なる社会に脱皮した、と云うことになるのでしょうか。
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       <一ノ谷・宇治川合戦図屏風 別冊太陽『平家物語絵巻』平凡社より>

それは「語りもの」とよばれる軍記物に描かれた武士たちの心情、生きざまにも露骨に見える気がいたします。
保元・平治の時代、確かに親子・兄弟が敵味方に分かれて戦うことはありました。
しかしそれは一族のどちらかが生き残って次世代につなぐための方便であって、
『太平記』の時代のように自分自らが得をするために寝返るのとは少しわけが違う。
たぶんそれは、貴族から権力をもぎ取ろうとした時代の、云わば新興階級としての健康な武家のモラルと、
もはや他の階級が政敵となりえない時代の、内部で権力闘争をくりかえす爛熟した階級としての武家のモラルとの差なのではないか、
と、わたしなどは思ってしまいます。
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だから網野さんの考察は正しくて、この仁義なき権力闘争の構図こそ、現代につながる日本社会の直接の先祖なのだろうとも思う。
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軍記物一連をひととおり読みとおしてみた、なんとなくの感想でした。
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一言でいえば『太平記』の登場人物は無節操です。決して美しくない。
でもそれは現代につながる無節操さであって、だからこそ面白いのかもしれない。
そう思って読むと、とてもリアルな一冊でありました。
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by march_usagi | 2014-07-19 00:00 | 秘密の本棚 | Trackback | Comments(2)

香取の神は剣の神

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香取神宮の神さまはフツヌシです。
この「フツ」は、岩波版『書紀』の注によればものを断ちきる”putu” ”butu”という擬態語から派生したということでして、
刃物とりわけ剣を意味していることは云うまでもありません。
以前奈良の石上神宮をご紹介したとき、納められた三振の宝剣にはやはりこの「フツ」または「フル」という音がついておりました。
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剣の神の名にしおう、剛健なお社です。
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実はあまり期待しておりませんでした。
下総國一之宮、鹿島とならんで東国鎮護の要とされている神さまではありますが、
なんとなく鹿島の弟分のような、
探偵ホームズのワトソン君みたいなイメージがあったのです。
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それがまぁどうでしょう、なんと清潔な堂々とした姿‥‥‥
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『古事記』の国譲りのくだりで、天孫側の全権大使はタケミカヅチとなっていますが、『書紀』ではまずフツヌシが推挙され、それにタケミカヅチを「配(そ)へて」遣わされたことになっておりまして、
つまり、主役はフツヌシ。
どちらが古い型なのかわかりませんが、ここいら辺の記述にはタケミカヅチを守り神とした新興の藤原氏と、フツヌシを守り神とする旧名門物部氏の確執が、あるいは権力のバトルが秘められている感じがいたします。
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藤原氏凋落の後も鹿島同様軍神としての武家の崇拝が篤く、現在の主要な建造物は徳川綱吉がつくらせたものとか‥‥‥
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武家文化の粋をあつめた、風格に満ちた社殿といってよいかと思います。
個人的には、鹿島よりこちらのほうが好きだな♪
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末社の護國神社もものさびたよいお社でした。
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by march_usagi | 2014-07-12 00:00 | わたしのお寺と神社 | Trackback | Comments(2)

鹿島神宮とナマズ

常陸國一宮、鹿島神宮‥‥‥
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巨木の林立する21万坪の杜の中に鎮座します。

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香取神宮とセットで、東北総守護を称します。
朝廷および藤原氏の尊崇の篤かった神社ですが、武家が政権をとってからも人気は衰えませんでした。

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流れ造りの勇壮かつ華麗な本殿、
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この色遣い‥‥‥日光の東照宮を思い起こさせますが、黄門さまで有名な水戸光圀のお父さんが寄進したものだそうです。

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深い杜の道をたどると奥宮に到着します。

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古代の香りが湧きあがるようで、わたしとしてはこちらのほうがしっくりするな。


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さて、ここの神さまはタケミカヅチということになっております。
例の出雲の海岸でオオナムチに国譲りをせまった強面の神さま。
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ただ、地元の公式記録=『常陸國風土記』にはタケミカヅチの名は見当たらず、「香島の天の大神」と記されているだけであります。
これから先はまったく個人的な見解ですが、
わたくし、タケミカヅチは、権力をにぎった藤原氏が強引に勧請したものでないかと疑っております。
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見損なってしまいましたが、鹿島の一の鳥居は海の中にありまして、
厳島や箱根と同じ‥‥‥
そもそも鹿島灘と土浦の水郷にかこまれた地なのですから、祭神は本来水の神さま‥‥‥龍神でなければ落ち着きが悪い、
そんな風に思うのです。
では元の神さまは誰だったか?
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鹿島の杜からでたところ、食べもの屋さんやお土産屋さん、駐車場が並んだ商店街にぽつんと建っていたこの神社‥‥‥神社というより祠、といったほうがよいような神さまですが、
高龗‥‥‥タカオカミ、とお読みします。
雨冠に龍と書きますから当然ながら水の神さまでした。
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調べてみたら、『日本書紀』の一書(あるふみ)の第七にこの名が載っています。
イザナキがカグツチを切り殺したとき、三つ目の断片から産まれた神さまとか‥‥‥。
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気になるのは、同じく『紀』の一書の第六にはイザナキがカグツチを切ったときにはフツヌシとタケミカヅチの祖が産まれたと書いてあること。

とても近い感じがしないでしょうか。

ご存じのように、藤原氏=中臣氏は中大兄皇子とタッグを組んでクーデターを起こし、政権を掌握します。
天皇家の懐刀として「朝敵」を平らげる‥‥‥タケミカヅチにはそんなイメージがありますが、藤原氏はそのイメージを借用したのではないか、
わたくし、鹿島の神さまは本来水の神さまであったタカオカミさんではなかったか、と思うのです。
そのタカオカミ=水の神さまを、権力者となった藤原氏がタケミカヅチ=武の神さまにすげ替えてしまった‥‥‥

もちろんまったくの空想ですが‥‥‥でも権力者って、よくそんなことしますよね。

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てなこと考えながら、名物のナマズをいただくことにいたしました。

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一通りいただきましたが、さっぱりした癖のない味です。
も一度食べたいとは思わないけれど、
ま、お奨めは最後の照り煮かな‥‥‥♪
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by march_usagi | 2014-07-05 00:00 | わたしのお寺と神社 | Trackback | Comments(2)