子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
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夏のなごりの神明社

天照大神を祭神とした神明社は全国にたくさんありますが、横浜も例外ではありません。
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ここは、鶴ヶ峰にほど近い今宿 神明社。
『神奈川県の道祖神調査報告書』に記載された道祖神を探しているうちに、偶然たどり着きました。
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木陰に古い道祖神があったので、探していたものがここに移動してこられたのかとも思いました。
であれば「安永」の年号が刻まれているはずですが、
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残念ながら年号は確認できません。
景観にもなじんでいるので、もともとこの地にいらっしゃった方たちのようです。
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そばには大震災の記念碑がたっています。1923年の関東大震災のものでしょう。
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とんとんと石段をあがると、拝殿がこじんまりした姿をみせてくれました。
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気にいったのは境内がきれいに掃き清められていること。
神社が生きている証です。

その地面に、
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誰が書いたんでしょうねぇ♪
きれいに掃いたあとだから、なおさらくっきりと目立ちます。
夏のなごりを見つけたような気がしました。
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気むずかし屋の天照さんも、思わず微笑まれてしまったに違いありません。
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by march_usagi | 2013-08-31 00:00 | わたしのお寺と神社 | Trackback | Comments(2)

個人的カレー事情

たまに矢も盾もたまらず、食べたくなるものってあると思いますが、
わたしの場合はカレー‥‥‥かな?
レトルトでもおいしいものはたくさんありまして、
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お気にいりはこちら‥‥‥横須賀は「海軍さんのカレー」です。

でも、やっぱり自分でつくりたいですよね♪
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カレーになにをいれるかはご家庭ごとにいろいろだと思いますが、

わたしがいれるものははまずお肉、
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こくのでる豚バラを500gほどブロックで買って‥‥‥適当な大きさに切ります。

野菜はタマネギ、ジャガイモ、ニンジンといったごく定番のものに、わが家ではピーマンが加わります。
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ルーの土台には、この方たち‥‥‥ニンニクは半株、
ショウガは細かく刻んでいれると清涼感が加わります。
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それにトマト。姿は煮とけてなくなりますが、酸味がほどよく残りますね。
もちろん「湯剥き」なんて面倒なことはしません。
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作り方に特に変わったところはないと思います。
まずタマネギとニンニク、ショウガを炒め、ニンジンもお仲間にします。
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ジャガイモとピーマンは煮こむ時間が異なるので、炒めたら別にしておきます。
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肉は炒めたのちブランデーかウィスキーをジャブジャブかけて蒸し焼きに‥‥‥余分な油とお酒は最後によくきります。
野菜の皆さんにお肉を加え、トマトと水、洋酒も少々いれて火にかけます。

面倒だけれど、結構しつこくあくを取って、
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ほかの野菜があらかたやわらかくなったところでジャガイモを加えます。
イモの硬さを確かめながら、あと10分茹でたら食べごろかな、というあたりで火を止めてルウの出番。
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がっかりされるでしょうが、使うのは市販のカレー・ルウ‥‥‥ジャワカレーと何とか、という組み合わせが多いですね。
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スパイシーにしたい気持ちはやまやまなのですが、やりすぎると誰も食べてくれなくなる‥‥‥ので、もの足りないときは自分の皿にこっそりふりかけることにしています。
ルウを溶かしたら再びぐつぐつ‥‥‥ジャガイモがほどよいやわらかさになったところで火を止め、
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最後に炒めたピーマンを混ぜこんだらできあがり。
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豚のカレーは季節にかかわらずわが家の定番料理です。
今回は夏場なのでトマトを多めに使いました。
さっぱりして食がすすみます。
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しいて問題があるとすれば、酒の肴にはむかないことかなぁ‥‥‥やっぱり。
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by march_usagi | 2013-08-24 00:00 | おいしいもの好き? | Trackback | Comments(0)

秦野を歩く

秦野はタバコの特産地でした。
しかも『神奈川県の道祖神調査報告書』によれば道祖神の数も多い。
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これはきっと畑の辻毎に、石の神さまがぞろぞろ待っていらっしゃるに違いない。
なんてイメージで家を出ましたが‥‥‥秦野でタバコが名産だったのははるか昔、せいぜいわたしが小学生のころの話。
今は新興住宅地が、駅のすぐそばまで迫っております。こんな場合、闇雲に歩いても道ばたの神さまには出会えません。まずは神社を探します。

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農地や山林を宅地にした場合、邪魔になった道ばたの神さまは、運がよければ近くの神社の境内に祀られます。
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ありました。境内の一角にきちんと整列されていらっしゃいます。

発見できない場合もあります。
『調査報告書』に記載された所在地が名水公園となっており、その周辺を念入りに探したのですが発見できませんでした。
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なれば、とすぐ近くの神社をあたってみたものの見当たらない。
永遠に神がくれされてしまったのかもしれません。

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分かれ道でお見かけした神さま‥‥‥「岐神」の文字が読めるでしょうか?
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ご一緒の道祖神は、たぶん胴体と基部とが逸失したのだと思います。
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T字路でお見かけした威風堂々とした神さま‥‥‥供えられたお花から信仰が今も消えうせていないことがわかります。
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読みにくいけれど「弘化」の文字が読みとれます。ということは、170年以上この秦野の地を見つめてこられたのですね。
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秦野には関東三大稲荷に数えられる白笹稲荷がありました。
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拝殿をお守りするきつねの皆さん‥‥‥なかなか風情のあるお姿です。
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「三大」の名にふさわしく、拝殿は彫刻も手のこんだ堂々とした造り‥‥‥
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摂社も趣がありました。

でも‥‥‥
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いつものようにここで力尽き‥‥‥
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ワンパターンと云われましょうが、つまりこれが楽しみで歩きまわっているわけでありまして‥‥‥白笹うどんは素直で腰のあるうどんでした。
お薦めです。
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by march_usagi | 2013-08-17 00:00 | 道ばたの神さま | Trackback | Comments(4)

わが人生の『雨月物語』

くりかえし読んだ本はいくつもありますが、子どものときからこの歳になるまで、年齢ごとの思い思いに親しんできたものはそう多くありません。
上田秋成の『雨月物語』はその数少ないひとつでしょうか。
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子どものときは、やはり直截な怖さが印象に残ったのでしょう、『吉備津の釜』がお気にいりでした。
妻を裏切った放蕩者の正太郎が、恨みをのんで亡くなった妻の磯良(いそら)にとり殺されますが、その死骸はいずこにもなく、軒端に男の髪がひと房のこされていたというあのくだり‥‥‥
野中の一軒家で「めづらしくもあひ見奉るものかな つらき報の程しらせまゐらせん」と磯良がでてくるシーンも怖かった。
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             <日本古典文學大系56 「上田秋成集」岩波書店>

少し大人になり、惹かれあう男と女の気持ちがわかるようになったころは、『浅茅が宿』が素直に好きでした。
戦乱と運命に翻弄され、ようやく帰りついたわが家で、待ちつづけていた妻と一夜を過ごす。起きてみれば妻の姿はなく、あばら屋にひとり寒々と眠っていた‥‥‥
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溝口健二が映画にしましたね。

でももう少し歳をとり、性(さが)などと云うことにも気づいたころには、『蛇性の淫』にひかれました。
豊雄の恐怖もさることながら、真女子(まなこ)のような魔性のものにどこまでも追われる快感を心のすみで味わってみたいと思わなかったか‥‥‥?子どもにはわかりますまい。
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社会の荒波をいくつかくぐり、思うままに生きられないことにあきらめと、しかしその底にふつふつと煮えたぎるものを感じていたころ、やはり近しいものを『白峯』に感じました。
恨みをのんで悶死した崇徳上皇が、西行の前に姿をあらわし、後白河への怒りもすさまじく、平治の乱、やがては源平の大乱を惹きおこすと宣します。
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              <「国芳妖怪百景」歌川國芳画 国書刊行会>

眷族の天狗たちを「さがみさがみ」と呼ぶ声も不気味でした。

そして今、社会の中での役割を終えようという年頃になって、まだ迷いの残るわたくしたちに『青頭巾』が静かな諦念と悟りとをしめしているようにも見える。
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あまりに愛してしまった童児(わらは)の死を悲しみ、死骸をだきしめ、いとおしみ、しまいにしゃぶりつくしてしまう僧侶の煩悩・煩悶が、一年ひとり石のうえで禅問を唱えるうちにはらはらと溶け、錫杖にうたれて青頭巾の下の白骨を残すだけとなる‥‥‥凄惨ですが、奇妙に清らかな世界が開けてくるように思えました。

人生の長くも短い道のりで、その時々に切りとられたような珠玉の掌編‥‥‥『雨月物語』はわたくしたちの終生の友人であるようにも思えます。
もしもお手元にお持ちなら、今宵少し頁をくられては如何でしょうか?
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by march_usagi | 2013-08-10 00:00 | 秘密の本棚 | Trackback | Comments(2)

わたしと魚の輪廻転生

たとえ魚でも、
同じ屋根の下で暮らせば愛着を超えたものが育ちます。

今の住まいに引っ越してきた翌年、この方たちが家族にくわわりました。
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雄か雌か最後までわからなかったのですが、勝手に茜色の鯉を「日の出君」、シルバーのほうを「雪ちゃん」となづけて、ベランダの鉢に水を張ってはなしました。
「雪ちゃん」のほうは10年少々でなくなりましたが、「日の出君」はもう少しタフガイ、
鉢からはみ出すほどに育って、わたしたちの目を楽しませてくれました。

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この日は、たぶんわたしがいけなかったのだと思います。
夜のうちにフィルターが詰まったらしく、朝水面にエアの泡がなかったのですが、翌日が休みなのでとついそのままに会社へ行きました。
水が急速に劣化して、昼のうちに逝ってしまったようです。
大きな魚がおなかを見せて浮いているのを見るのはなんとも空しいものですが、埋めてあげようと水からあげると、ずっしり重みが掌にのこりました。
指を折れば17年、一緒に暮らしてきたことになります。

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東洋には輪廻転生の世界があります。
幾千世代か、幾万世代、あるいは幾億世代かの後、ひょっとして彼とめぐり合えるかもしれない。
そのとき彼がヒトで、わたしが魚かもしれないけれど、
でもできれば同じ魚かヒトかになって、同じ言葉を交わしあいたいものだ‥‥‥そんな風なことを考えていました。
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by march_usagi | 2013-08-03 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)