子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
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春のきざし


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大気は肌を刺すようだけれど、

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春はもうそこまできています。

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節分の日、娘が救急車ではこばれました。

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診断の結果、入院・即手術‥‥‥

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ふだん気のつよい娘ですが、したがうしかありません。

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さいわい手術はうまくいき、翌日には笑顔がもどりました。


ひとの幸せなんて、なんとももろい‥‥‥

だから一層愛おしまねばならないのかもしれません。

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街に春の足音がきこえます。


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by march_usagi | 2017-02-11 00:00 | そのほか | Trackback(1) | Comments(2)

きたる年に‥‥‥

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年がかわります。

新聞を閉じたくなるようなことが、つぎつぎにおきた年でした。

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百八つではとても足りない鐘の音に思いをこめて、

きたる年の平和と輝きを祈ります。

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by march_usagi | 2016-12-24 00:00 | そのほか | Trackback | Comments(2)

遊んでばかり

ブログをご覧になると、わたくしなんだか「遊んでばかり」‥‥‥そう感じている方もいらっしゃると思います。

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たしかにわたくし遊ぶの大好きですが、当然遊んでばかりいるわけじゃない。

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ウィークデイは満員電車にゆられ、

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フルタイムの労働をいたします。

定年過ぎたとはいえ、まだまだ働かねばなりません。

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家事も趣味の範囲ならいいけれど、分担を決めるとそうはいかない。

たとえば買い物、

ちゃんとした食材を、適正な価格で仕入れるって、むつかしいですよね。

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余談ですが、世の「オトーサン」に商店の方は甘くありません。

主婦より格下の客と感じるのですかねぇ、いいもの安くは売ってくれません。

解決策はただひとつ‥‥‥お店の方と仲良しになる。 苦労します。


じゃ仕事と家事のほかはHappyか、というともちろんそんなことはありません。

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歳とればいろんなところが悪くなる。診察カードがたまります。

健康以外にも、

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お金のこと、家族のこと、将来のこと、

つまり、心配で、悩ましくって、困っちゃっていること満載でありまして、

ようするにわたしの日常は歳相応にむつかしい、

遊んで楽しいときなんてそうそうないのであります。

なので、わたくしのブログをご覧になって、こやつまた遊んでいるなって感じられるときは、

いや、普段そんなノーテンキな暮らしばかりじゃないのだ、と少しだけ割り引いていただきたい‥‥‥過去のブログを見返していて、つい思ってしまったのでありました。

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by march_usagi | 2016-12-03 00:00 | そのほか | Trackback | Comments(2)

終わることの憂鬱

楽しいことって、終わっちゃうんですよね。

今年も高校の同期会がありました。

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会場は、横浜スタジアムのとなりのホテル、


気のおけない何十人もの仲間と再会し、

呑んでしゃべって、笑って呑んで‥‥‥

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いつか終電車の時刻に


翌日の宿酔もこたえるけれど、

終わっちゃったことの、このさみしさが尾をひくのですよね。

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by march_usagi | 2016-10-29 00:00 | そのほか | Trackback | Comments(2)

家内の朗読会のお知らせです

きたる8月28日(日曜)、作曲の柳沼和子さんによるピアノ演奏との共演で、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を朗読します。
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会場は二俣川駅内サンハート、
入場は無料です。
柳沼さんのお弟子さんたちによるクラシック・コンサートも楽しめます。



追伸
カメラはまだ直りません。 
写真のブログはもう少しお休みいたします。
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by march_usagi | 2016-08-14 18:40 | そのほか | Trackback | Comments(5)

お休みします!

カメラが壊れてしまいました。
修理が終わるまで、ブログの更新お休みします。
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暑さ厳しいおりですが、皆さまさわやかに過ごされますように!
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by march_usagi | 2016-08-06 00:00 | そのほか | Trackback | Comments(4)

膝を痛めた!

膝を痛めてしまいました。
ここしばらく、右膝を深く曲げると辛いな、と感じていたのですが、
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なりゆきで長時間正座をする羽目になっちまい‥‥‥

そのときは特に感じなかったのですけれど、4~5日したら急に痛みがはじまりました。

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踏みだして体重の乗ったときに、お皿の前と膝の裏側が痛む。
やっちゃったのかなぁ?

膝をつぶして歩行がむずかしくなった友人も何人かおりまして、
つい悪いほうへと想像してしまう。
歩けないと困るしなぁ‥‥‥

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こんなときは悩んでいるよりまずお医者‥‥‥足引きずりながらご近所の整形外科にまいりました。

診断の結果は筋肉の炎症‥‥‥
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なんでも軟骨が少し減ってきて、正座したときに骨同士がこすれてしまったらしい、
そこの付け根の筋肉が炎症おこしちゃったというのですね。

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炎症と痛みをおさえる薬と湿布いただきまして、これで様子見てください、とのこと、‥‥‥たいしたことではなさそうです。

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驚いたのはサポーター‥‥‥
サポーター使うといいですよ、と云われ、薬局でもとめたのですが、

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なんでも膝を十文字にささえ、痛みをおさえ、歩行を楽にするとか‥‥‥

ほんとうでした! 
膝がまっすぐ正しい角度で動きます。筋肉の曲げ伸ばしを繊維の弾力で助けられている感じ‥‥‥歩くのが俄然 楽です。だから痛みも少ない。
きっと人間工学なんてものが応用されているんでしょうねぇ。


さいわい痛みは2日ほどでひいて、普通に歩けるようになりました。
まずはめでたし、めでたし。
ただし、正座や膝を深く曲げる動作は禁じられました。
ちょっと不便はあるかも‥‥‥

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ホームセンターで、こんなもの買いました。
鳥観るときや、孫の運動会にも使えそうだし、

きっと集会にも役だつね♪
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by march_usagi | 2016-07-23 00:00 | そのほか | Trackback | Comments(2)

初夏を迎えて回復するの記

手術は終えましたが、もちろんいっぺんに元気になったわけではありません。
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最初に気になったのはのどの痛み‥‥‥久しぶりに扁桃腺でも腫らしたかと思ったのですが、犯人は「経食道心エコー検査」‥‥‥あれで吞まされた水道の蛇口ほどの管に違いありません。
ダメージ食らったのでしょうね、やっぱり。
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こういうときは雑菌をいれないことが大切なので、入念にアルコール消毒いたします。

気になったぐらいですまなかったのが、カテーテルの挿入跡‥‥‥なんせ敏感な部分にLANケーブルほどの管 何時間も突っこまれたわけです。
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病院でくれたパンフレットには、「翌日からベッドを離れて歩くことが出来ます」と書かれており、拡大解釈で退院した瞬間から跳んだり跳ねたりできると思っていましたが、やはりそうは問屋が卸しません。
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やはり痛い!ちゃんと痛い!
ついでに再出血したら目も当てられないので、しばらくの間、足を引きずり、とぼとぼ歩く日々がつづきました。

気味悪かったのが内出血です。
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シャワー浴びてもいいよと云われ、自分の腿を見て驚きました。
足の付け根を中心に腰から膝のあたりまで一面の土留め色‥‥‥くすんだ紫色に染まっています。
ああ、俺の足が腐っていく‥‥‥なんて思っちゃうくらいの凄さでありました。

面白いのは、内出血の消滅過程‥‥‥なんと内側、つまり出血のあった中心から順に消えるんですね。
周辺が鮮やかな土留め色している一方で、カテーテル入れた中心付近から本来の肌色にもどってきている。
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ドーナッツみたいな感じです。
これで安心しましたよ。一見はなやかに広がった土留め色ですが、源泉からもれつづけた結果ではない‥‥‥一旦漏れちゃったやつらが、落ち武者みたいに行き所なく拡散していただけだったのですね。

さて肝腎の心臓です。
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不整脈は‥‥‥でません。
伝ってくるのはぴたりと時計みたいな鼓動だけ‥‥‥あの乱脈な乱れうちが、でない。
いつ触っても、おんなじ‥‥‥

でないとなるとそれはそれでちょっと気味悪い。
てなこと云うと怒られてしまいますが、
いままでの心臓が浮気で軽薄で、だからこそいつも気になるコケティッシュな悪女だったとすると、
手術後の心臓は、謹厳実直、品行方正、冗談云ってもにこりともしない税務方面のお役人みたいな感じで、
う~ん、なんと云ったらいいんだろう、でもこれがあるべき姿だったんですよね。
なじむまで時間がかかりそうです。
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そんなこんなで野山を見れば、いつか「山ほととぎす初鰹」の季節、
早ひと月が過ぎました。
おかげで動悸や胸苦しさはすっかり消えたし、血栓がつまって心筋梗塞や脳梗塞起こす虞(おそれ)も減りました。
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長く生きる予定ではなかったので、年取ってからの準備や心構えはしてこなかったのですが、ここへきて少し考えが変わりました。
残された人生を悔いなく生きるには、それに耐える心と肉体が欠かせない。
一度きりの人生を使いきるためにも、メンテナンスはしておこう。
たいした経験じゃありませんが、ある意味よい機会であったのかもしれません。
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by march_usagi | 2015-05-09 00:00 | そのほか | Trackback | Comments(4)

カテーテル奮戦記 その②

入院したのは手術の前々日、パジャマやタオルは、指定の業者さんが清潔な替えを配達してくれるので荷物も軽量でした。
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一番重かったのは、結局本と辞書。

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加えてしんどいときは漫画だと、娘がコミックをどっさり用意してくれました。

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経験された方はご存じと思うのですが、手術前の患者は意外と多忙です。
日常的な検温、血圧測定は云うにおよばず、「カテーテルアブレーション」をおこなうためのスペシャルメニューがありまして、
まず心電図検査、
レントゲン検査、
採血、
点滴、
造影剤をいれたCTスキャンなんてありまして、このスキャンには造影剤に関する医師の説明と、承諾書が必要になります。
わたしの心臓の具体的な大きさ、形状がつかめるのだそうで、これによって作戦がたてやすくなるのだとか‥‥‥
極めつけは、「経食道心エコー」というやつでありまして、心臓の真後ろの食道から管を入れ、左心房内に血栓がないか確認いたします。
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わたくしこの入院の直前、会社の人間ドックにはいっておりまして、オプション検査で胃カメラを選択いたしました。多少苦しいけれどまず正確だし、翌日までつづくバリウムの呪いがありません。
なので、「これって胃カメラみたいなもんですよね、楽勝々々」とひょこひょこ出かけたのですが、これが予想を覆す代物でありまして、
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なんたって管が太い!
胃カメラの管がせいぜい鉛筆だとすれば、この心エコーの管はそれを4本束ねたくらいの太さがある。目にしてゲッとたまげたのですが、のどから突っ込まれたときの苦しさときたら、もし柔道であれば即座に畳バンバンたたきたくなるような凄まじさ!
先日「18禁カレー」でながした涙を、わたくし盛大にながしました。

検査の結果、手術問題なしと判明したのでいよいよ本番です。
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一度乗ってみたかった憧れのストレッチャーにしばりつけられ、家族に見送られて出発進行♪
よく映画で天井が疾走するように運ばれていくシーンありますが、経験したらちょっと違いました。あれって結構蛇行脱線するのですね。身の危険を感じる瞬間もありまして、乗り心地は決して最上とは申せません。

これも映画のシーンでは、手術室ってがらんとしたクリーンルームで、手術用照明で煌々と照らされている。主任医師を中心に精鋭のスタッフが息を殺すように待っていて、無言のうちにオペが開始される‥‥‥
なんて思っていたらこれも大違い!
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機材倉庫みたいに器具だの配線だの入乱れた場所に、わいのわいの若者が満ち溢れていて、どうやらそれぞれ受け持ちがあるらしい。わたしが入室するや、わっと寄ってたかって作業開始です。
頭もちあげて二重に帽子かぶせてくれる方‥‥‥
「鼻から温度計いれますからね」こともなげに云って鼻の穴から痛い管を突っ込まれる方、
「ちくっとしますよ」っと、覚悟の暇もなく鼠蹊部に針さしこんでくれる方、
酸素だか睡眠剤だか、鼻にマスクを固定される方、
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そうこうするうちになんだかうっすらと夢うつつの状態になりました。
まわりの人々の声は聞こえる、
ときおり「うさぎさん、聞こえますか」という声にはちゃんと返事ができる。
でも夢を見ているみたい、‥‥‥そんな不思議な状態になりました。
姉の手術は完全麻酔だったそうですが、医科歯科大では部分麻酔しかしません。ただ苦痛軽減のため、点滴麻酔で居眠りに近い状態にするようで、
ただ本当に痛いとき、苦しいときには目がしっかり覚め「痛い、痛い、もう限界っ!」なんて叫ぶこともできます。事実胸のあたりがグワっと苦しくなり、2度ほどそんなこと口走った記憶があるし、マスクが鼻からずれて息苦しい、なんてお願いしたこともありました。
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施術がすべて終了すると、カテーテルを抜く作業に移ります。太い血管に太い管を刺しっぱなしにしていたわけで、のんびりやっていたら血がとまらない‥‥‥なのでお医者さんが(たぶん一人だけじゃなかったと思うのだけれど)鼠蹊部にのしかかって、渾身の力で押さえつけます。これ、本当にすごい力です。居眠りはすっかり覚めて、圧迫にひたすら耐える。耐える。苦しいという声もでません。
最後にバンデージでがちがちに固めて手術は完了。
「うさぎさん、終わりましたよ」にうなずくと、お医者さんと看護師さんたちの笑顔が見えたように思えました。
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2時間ちょっとかな、と云われていたのですが、実際には4時間半‥‥‥待たせた家族にも心配かけました。

さてこれで万事めでたしめでたしかと云うと、まだちょっと早すぎです。
止血を完成させるため、6時間、腰から下の身動きが止められます。膝を動かすのもダメ、腰を浮かすのもダメ、寝返りなんてとんでもない‥‥‥これ、きついです。
居眠り薬が残っていたうちは、うつらうつらと半眠半覚醒でいたのですが、覚めてしまうと腰の痛いこと痛いこと‥‥‥薄い枕をいれてもらったり、さすってもらったりするのですが、同じ姿勢をつづけるのってほんっとに辛い。
しかも‥‥‥、
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7時間後(お医者さん行方不明で1時間プラス)止血確認でバンデージをひらいたら、血がピュッと噴きだす始末。
再び若いお医者さんふたり掛かりで渾身の圧迫止血です。すごい力‥‥‥今度は薬も何もありませんからひたすら痛い、苦しい‥‥‥あたしゃもう還暦過ぎてんだよってば!
「あと3時間したらまた診てみましょ」とのさり気ないお言葉が、いや増す腰の痛みとともに残されたのでありました。
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それから3時間‥‥‥家族にも帰ってもらい、消灯された部屋でひたすら時のたつのを待ちました。「腰が、腰が‥‥‥」とあいた手でさすり続けました。
幸いつぎに開いてみたら血は止まり、寝返りも解除されましたが、その時のほっとしたことと云ったら‥‥‥
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手術の翌々日には退院で、重病でも大手術でもないし、長期間入院していたわけでもないので、大げさと云われるかもしれませんが、やはりとっても嬉しいものです。
不思議ですね、病院のパジャマから普段着に着替えるだけで、こんなにも世界が変わって見える。
コーヒーも美味しかったけれど、「すし辰」さん折詰の寿司を肴に呑んだビールの味は今までにない旨さでした。
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それにしても、ヒトの身体なんかほんとにもろい‥‥‥壊れるときはたやすく壊れます。
それを回復させ普通の暮らしをとりもどす、できなくとも少しでも改善する、そんな仕事に黙々ととりくまれているお医者さんや看護師さんに本当に頭が下がります

世のため、ひとのための仕事なんて、わたしの職業人生の中で数えるほどしかなかったけれど、このひとたちは日常茶飯事のようにそうした仕事を続けている。
‥‥‥考えさせられてしまいました。
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by march_usagi | 2015-04-25 00:00 | そのほか | Trackback | Comments(4)

カテーテル奮戦記 その①

きっかけは高校の同期会でした。
カテーテル派伝道師を自称するM君がそばにきて、
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「うさぎ、おまえ不整脈だろ。思いきって手術しちゃえよ、俺なんかすっきり治っちゃったぜ」
とこう云うのです。
指摘のとおり、わたくしかなり長いあいだ不整脈に悩まされておりまして、
この病気、経験ない方には説明しにくいのですが、脈が乱れる‥‥‥
ふだんトックン、トックンと規則的に打っている脈搏が、ある瞬間急に乱れはじめまして、
そうですね、乱数表でモールス信号打つような、トトツーツート‥‥‥(間)‥‥‥ト、ツー‥‥‥(間)‥‥‥トトトトトトみたいな鼓動になるわけです。
始まるととにかく動悸がする、息が切れる、気持ちわるい、眠れない‥‥‥そんな状況になりまして、
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ひどいときは、駅の階段見ただけで登るのあきらめてしまう。
幸い、よいお医者さんに巡りあえて薬でコントロールしてきたのですが、といっても週に1回は発作に悩まされてまいりました。

もうひとつのきっかけが二番目の姉で、やはり同じ病気に悩まされていたのですが、昨年果敢に手術をうけました。
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世の中大概なめきっているわたしですが、ほんの数人頭のあがらない相手がおりまして、
そのひとりがこの姉‥‥‥
「あたしにやれてあんたができないわけないじゃない。きっぱり手術うけなさいよ!」
と、迫るわけです。
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実はこのところ発作が頻繁になってきたこともあり、思いきって手術をうけることにいたしました。
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M伝道師の薦めもあって、かかりつけの医院から東京医科歯科大学附属病院を紹介してもらいました。
不整脈の手術では、定評のある病院です。

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この不整脈、いろんなタイプがありますが、要は心臓を拍動させる電気信号の乱れによるものなんだそうで、
異常に脈が速くなる「頻脈」とか、逆に遅くなる「徐脈」、わたしのみたいにでたらめになるタイプとかいろいろあるのですが、いずれにしても規則正しい電気刺激をどこかで乱すやつがいて、心房心室が命令通りのポンプ作業をおこなわなくなってしまうのですね。
以前は胸のところをメスとのこぎりで切りひらき、悪さしている部分を取り除いたそうですが、わたしの受けたのはも少し穏やかな「カテーテルアブレーション」という昨今流行の施術です。
血管を伝っていろんな作業用の管をねじ込み、問題のある個所を「焼灼」または「凍結」させ、不正な信号をシャットアウトしちゃうんですね。
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いれるところはたいてい鼠蹊部から、結構距離があるように思えるのですが、これが一番確実なんだそうです。


‥‥‥というわけで、いよいよ入院、手術と続くのですが、
すみません、この先ちょっと間に合わないので来週にまわします。
次回またみてくださいね。
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by march_usagi | 2015-04-18 00:00 | そのほか | Trackback | Comments(4)