子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
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憑きものおちて夏休み

旅の記録を書きおえたら、憑きもののおちたような気分になりました。

さして長い旅でもない、わずか9日ばかりの旅程でしたが、

ずっと心にかかっていたものが晴れたような、

思いだせなかった顔と名前がすらりとでてきたような、

そんなさっぱりとした心もちとなっています。

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たぶん、心のルーツを観たかったんでしょうね。

極東の島国に生まれながら、わたしたちはずっと西洋文明のゆりかごで育ってきた‥‥‥

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ことばや習慣は東洋のものでありながら、思考や認識、価値観の多くをギリシア以来の西洋文化によっている。

わたしはいったい誰なんだろう?

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そんな心のルーツが、少しだけ見つかった気がします。

もうひとりのお祖父さんに会えたような気分、かな。


そうか、そうか、やっぱり世界がふるさとだったんだね♪

きっとそう納得できたのだと思います。


すっきりしたところで、ブログはちょびっと夏休み‥‥‥

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気分いれかえたら、またはじめますね。

では‥‥‥


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# by march_usagi | 2017-08-05 00:00 | 海の外そぞろ歩き | Trackback | Comments(0)

ギリシアの博物館で考えたこと

ギリシアでは、はっとするような美しい顔にであいます。

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単純に美人の多い土地柄なのかもしれません、

‥‥‥日本にもありますよね、秋田とか青森とか‥‥‥

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でも博物館を歩いているうちに、ほかに理由があるのではないかと思いはじめました。

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ひょっとして世界の「美」の基準はここでつくられた‥‥‥ギリシアの土と人とを原料として。

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ここに生きた人々をモデルに像が彫られ‥‥‥

人々がそれを「美」とよび、

「世界の美」の基準とした。

云ってみれば美のデファクト・スタンダード‥‥‥

だからギリシアのひとは美しく見える、そんなことではなかったろうか、と‥‥‥

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戯言は別にしても、作品の完成度は恐るべきものがあります。

わたしたちの島にようやく栽培と粗末な土器とが根づこうとしていたころ、

この地の文化はこんなレベルに達していました。

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ただわからないのは、ここまで完成した美が、その後のヨーロッパですっかり影をひそめてしまったこと‥‥‥

暗黒の中世をとおしてヨーロッパの美術、とりわけ絵画は稚拙としか思えないようなレベルを低迷します。

おそらく一千年にもおよぶ惰眠‥‥‥これはどうしたことでしょう。

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古代の水準が再現するには、じつにミケランジェロまで待たねばなりませんでした、‥‥‥

宗教でしょうか、政治でしょうか?

あるいは人々の目が、地面しか見なくなったのか‥‥‥

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館内にはひたすら壺を展示した部屋もありました。

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いかにもギリシアらしいいきいきとした、しかも巧みにデザイン化された描画、

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でもよくみると、精緻につなぎ合わせ、復元されていることがわかります。

断片のかけたところは現代の筆と技とで復刻している。

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ギリシアで印象深いのは、文化を保存し、復元し、未来へ伝えようとする気の遠くなる作業が、地道に黙々とつづけられていることです。

パルテノンでも、デルフィーでもそうでした。

作業を担っているのは、きっと無数の研究者、学芸員、作業員なのでしょう。

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ギリシア文化は過去のものか‥‥‥

ひとことでこたえられない疑問です。

でもそう考えるわたしのなかにすら、ギリシアに起源をもつ思考や美意識はながれています。

死んでなどいるものか‥‥‥やはりそんな声がきこえました。

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一歩外には、アテネの青空がひろがっていました。


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# by march_usagi | 2017-07-29 00:00 | 海の外そぞろ歩き | Trackback | Comments(4)

デルフィーは世界の中心

世界の真ん中はどこにあるのか、

神々は世界の両端から二羽の鷲をはなちました。

鷲たちの出合ったところ、そこが中心であり、デルフィーであったと‥‥‥


デルフィーはアテネから120キロ、深い山のなかにあります。

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北へむかう道を西におれると、しだいに山深くなってきます。

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糸杉は、ゴッホの創造の世界で燃えあがっていたとばかり思っていたのですが、

このあたりごく普通にみられる木なのですね。

でも見なれない眼には、なにか燃えあがる情念のようにも見えてきます。

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そしてデルフィー‥‥‥


蜜蠟と羽根でできた神殿。

女神官が舞い、唄い、生贄をささげ、神のことばをつげたという、

のちにアポロンの神託の場所となりました。

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祭壇は草のあいだに眠っていました。

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ここにくるまで、ギリシアの神々は活字にすぎませんでした。

それは遠い架空の絵空事‥‥‥そうわりきっていたものが、とんと躓きます。

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まぎれもない石の舞台、

人々は、ここで神の声をきいていた‥‥‥

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見あげれば、焼けこげた山塊がせまります。

それは神々のやどりたもう山肌‥‥‥

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かつんかつんと鑿の音に目をやると、

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修復作業の女性がいました。

石灰質の山塊ですから、場所により遺跡は厚い石灰層で覆われてしまいます。

それを鑿一本で掘りだそうとしている‥‥‥頭のさがる作業です。

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遠い極東の島国からきて思います。

わたしの思考のルーツはなんだろうか?

東洋なのか西洋なのか、近代なのか古代なのか?

ただその深いところに、かすかながらギリシア文明のこだまを感じる。

この地にたてばはっきり聞こえる。

ここにきたのは、それを確かめたかったからに違いない。

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目をやれば照りつける陽光にギリシアの大地が広がります。

そう、やはりここは世界の中心なのかもしれません。


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# by march_usagi | 2017-07-22 00:00 | 海の外そぞろ歩き | Trackback | Comments(2)

古代アゴラでとける謎


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中学校か高校かで、ギリシア建築の様式を習いました。

ドーリア式とかイオニア式とかコリント式とか‥‥‥

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実物を目の前にすると、

そんな名称憶えたって意味なかったな、って気になります。

それより気になることがある。

口にすると莫迦にされそうで云えませんが‥‥‥

うーん、どうしよう、

でも云わなければ話つづかないし‥‥‥

というわけで白状しますが、

ギリシア建築でずっと謎だったことがありました。

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屋根です。

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教科書や観光本にのるギリシアの神殿‥‥‥どれも屋根がない。

古代ギリシアの建築物には屋根がなかったのだろうか?

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旅のあいだ、ギリシアはずっと晴れでした。

雨の少ない土地ではあります。

降水量は日本の5分の1

だから屋根いらないのかな?

それとも神々はオリンポスの山上だから、声とどきやすくしたのかな?

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アテネの朝はひともまばらです。

早起きして、アゴラをめざしました。

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まず、ローマン・アゴラ。

こちらはローマ時代の比較的新しい遺跡、

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塔に刻まれた8体の風の神が有名です。

おめあての古代アゴラも、

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少し迷いましたが発見できました。

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アゴラとは古代の市場のこと、

アクロポリスのふもとに広がる、商いの広場でした。

神殿付属商店街、ってとこでしょうかね。

政治や哲学もここで語られました。

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もっともアクロポリスとちがって、外国人にはあまり知られていないみたい、

人影はまばらで、かわりにカササギがめだちます。

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カメものんびり草を食んでいました。文字どおりギリシアリクガメ、ってやつでしょうか。

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この古代アゴラには小ぶりの神殿が残っています。

ゼウスの子分で、鍛冶屋の神さまだったヘパイストスを祀ったといわれていますが、

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見あげたら‥‥‥屋根がある。

なんだ、あるじゃんっ!!!

あとで調べたら、国中でこの神殿が一番損傷少なかったんですね。

だからいの一番に復元作業をおこなった。

当然のごとく、屋根はあった。初めからあった。

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そうか、そうか、屋根はあったんだねぇ。

あたりまえだよね、日光暑いよね、虫はいるよね、たまにゃ雨だって降るよね。

ただ重たいから、長いあいだにみんな落っこっちゃったんだ。それだけだったんだ。

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ちなみに古代様式をモチーフにした現代の建物には、みんな屋根付いています。

なきゃ、いられませんよね。

古代だって、おんなじです。

かくて、60年来いだいてきたおバカな疑問は氷解しました。

めでたいというか、くだらないというか‥‥‥

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それにしても、美しい建物です。

屋根がとても似合います♪


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# by march_usagi | 2017-07-15 00:00 | 海の外そぞろ歩き | Trackback | Comments(2)

雲のうえの花園 霧降高原

雨もようの予報でしたが、

それもまたよしと、でかけました。

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午前3時に車をだし、

横浜から3時間、6時に日光は霧降高原の駐車場にはいりました。

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見おろせば雲の海‥‥‥

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標高差240メートルの斜面には、ほぼ直線に階段が設置されています。

幅広く、踊り場もかしこにある登りやすい道です。

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全部で1,445段、時々こんな表示があらわれます。

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ゆるやかな傾斜にオレンジ色の花々が目にはいりますが、

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これが本日のお目あて、ニッコウキスゲ。

例年より開花が遅れ、まだ3分咲きとのこと‥‥‥

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さらに階段をあがります。

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ここらで半分、

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ふりむけば雲のあいまから光がもれます。天気はもつかもしれない。

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ただこのあたりから、傾斜が急になります。

もともとスキーのゲレンデだったところです。

リフト終点にちかく、勾配は厳しい!

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これです。

わたしなら板かついで歩いておりるような急傾斜、

休みやすみでなければ腿がもちません!

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そして終点。

息もたえだえというのは大げさですが、なにがなし充実感がこみあげます。

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直線状の階段をはさんで、中腹あたりまでは左右に散策路も整備されています。

もとはスキーの林間コースがあったところかもしれません。

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ゆっくり花を観るにはこちらがよろしい♪

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木のベンチもおいてあるので、手づくりの弁当をつかいました。

シンプルなおいしさを味わいます。

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キスゲのほかにもお花畑に観るものはつきません。

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これはオオナルコユリ‥‥‥

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わたしたちと入れ替わりに、人びとがあがっていきます。

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高原のキスゲは、これから盛りをむかえます。

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# by march_usagi | 2017-07-08 00:00 | 生きものたち | Trackback | Comments(2)