三月うさぎの写真帖
2024-03-16T00:00:13+09:00
march_usagi
子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
Excite Blog
平家をめぐる京都 その3
http://sannusa.exblog.jp/242110579/
2024-03-16T00:00:00+09:00
2024-03-16T00:00:13+09:00
2024-03-13T16:13:00+09:00
march_usagi
秘密の本棚
今回も氷雨に濡れる祇王寺を訪れましたが、記述は省きます。 かわりに小督(こごう)の話をすこし……… 「林間に酒を煖めて紅葉を焼く(たく)」って詩を古文で習った方もいると思います。天皇がたいせつにしていた紅葉の枝葉を下役人がかき集め、酒を暖める焚火にしてしまった………それを知った天皇が、叱るどころかこの詩を下役人が知っていたのかと褒め、なにごともなかったかのようにおさめたという話。それが後白河法皇の第七皇子、『平家物語絵巻』別冊太陽・平凡社より第八十代高倉天皇でありまして、建礼門院徳子の夫、壇ノ浦で入水する安徳天皇のお父さんにあたります。正夫人の徳子さんは清盛の娘のうえに天皇より歳上、すこし煙たかったのかもしれません。帝は「宮中一の美人」と誉れたかい小督を愛人にいたしました。 ところがこれが清盛にばれちゃうんですね。清盛からすれば、婿にあたる帝が娘よりほかの女を寵愛する………しかもですね、この小督さん、帝のもとにあがる前に冷泉大納言隆房卿、ただしまだ少将のころですが、この卿とも浮名を流していた。この隆房さんも清盛の娘をめとっていますから、婿にあたる。ふたりの婿をとられてしまったということで清盛は激怒します。『源平盛衰記』によれば、清盛は「………小督があらん限りは、この世の中よかるべしとも覚えず、急ぎ召し出して失うべし」と宣う。 殺しちゃえ、と命じたのですね。これを聞いた小督さん、とても宮中になんかいられません。ある夕方こっそり抜けだして行方をくらまします。 最愛のひとをうしなった高倉帝はすっかり意気消沈して、なにごとも手につかない。ある月の晩、帝は「人やある、人やある」と人気のない宮中で叫びます。こたえたのは源仲國ただひとりでした。この仲國に帝は小督を探してまいれ、と命じます。命じられた仲國さん、困っちゃいますよね。嵯峨のあたりに粗末な居を構えているという情報しかもっていない。ただ仲國さん、笛の名手でありまして、やはり琴の名手であった小督さんと宮廷で合奏したことがある。「今夜は名にしおふ八月十五日の月の夜なり 折節空も曇なし、君の御返事思し召し出でて、琴弾き給はぬ事よもあらじ」(盛衰記)と、琴の音をたよりに探そうと決意しました。釈迦堂清凉寺からはじめて嵯峨の一帯彷徨いますが、めざす琴の音は聞かれない。なれば、桂川渡った法輪寺のあたりまで、と思ったそのあたりで、民家のあいだからかすかに弾きすます琴の音色………これだっ、と思った仲國さんは同上「腰よりやうでう(横笛)ぬき出だし、ちツとなら(鳴)ひて、門をほとほととたたけば」(平家覚一)同上まさに、めざす小督の住まいでありました。住まいの跡といわれる地にたつ石の塔……… 紆余曲折ありますが、小督さん、帝の情愛にほだされてふたたび昇殿します。極秘の局をあたえられて娘もひとりもうけます。ところが、これまた清盛の知るところとなりまして、宮殿から引きだされ、この清閑寺にて、無理やり剃髪させられてしまうのです。「翡翠の嫋やかなるを剃り下し、花色衣の御袖を、浮世を余所の墨染に替へけるこそ悲しけれ」(盛衰記)出家させられた小督さんは、爾来いっさいの音信を断ち、嵯峨のいずれかの地で果てたということでした。 高倉帝の嘆きはなのめならず、他の心労も重なって、小督をうしなっていくらもしないうちに亡くなります。ただ小督の出家した清閑寺に葬れとの帝の遺言ははたされて、いま、清閑寺の境内に陵はある………脇に小督の墓もあるとのことでした。供養の碑が静かにときを重ねておりました。]]>
平家をめぐる京都 その2
http://sannusa.exblog.jp/242108401/
2024-03-11T00:00:00+09:00
2024-03-11T00:00:16+09:00
2024-03-10T13:50:30+09:00
march_usagi
そぞろ歩き
五条大橋を東にわたった六波羅蜜寺………ここには清盛の座像がありまして、『平家物語絵巻』別冊太陽・平凡社より僧形の経を手にしたわりにはひどく生臭く、じろりと拝観者を威圧します。境内には、供養塔の清盛塚がたっておりました。周辺はかつて平家一門の家屋敷が立ち並んだところ………5,200もの建物があったといいます。門脇の宰相といえば清盛の弟・教盛のこと………このあたりに邸があったのでありましょう。しのぶ縁(よすが)はありませんが、平家一門の邸の居並ぶさまを、ただ思いうかべてみるのでした。忘れてならないのが近くの三十三間堂………後白河法皇にねだられて清盛が建造した千手観音の仏堂です。 館内撮影禁止でお見せできないのが残念ですが、清盛の財力を見せつける壮大な展示建造物でありました。 もっとも、清盛自身は六波羅にいることはあまりなく、福原の別邸暮らしのほか、京都西八条の広大な邸に暮らす日が多かったといいます。京都駅の西側、梅小路、鉄道博物館のあるあたりがそうというのですが、むろんなにも残っておりません。わずかに、清盛手植えといわれるクスノキが、まっすぐな道路をすこしだけ迂回させ、ゆかりの若一神社の小さな境内が残るだけであります。いっとき清盛の寵愛を受けた祇王の碑が、冬の雨に濡れておりました。
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平家をめぐる京都 その1
http://sannusa.exblog.jp/242105593/
2024-03-09T00:00:00+09:00
2024-03-09T00:00:15+09:00
2024-03-06T14:36:21+09:00
march_usagi
そぞろ歩き
いつもはあてもなく歩くのですが、今回は『平家物語』にゆかりの地を………『平家物語絵巻』別冊太陽・平凡社から『平家』というと、一ノ谷や壇ノ浦の壮絶な戦絵巻を思いおこしてしまいますが、義仲に追われて西にくだるまでの舞台はほとんど京の都がそれであるし、女御や白拍子、哀しい女たちの逸話もみな都でのできごと………そんなこと考えていたら、高校同期のKくんと、京都へ行こうということになりました。題して「平家をめぐる京都」高校がいっしょですから当然Kくんも横浜出身、なのになぜか京都に魅入られて、地元横浜や仕事の赴任先より京の知識にはるかに詳しい!難関の京都検定1級に8年連続合格しているといいます。ここはぜひその知識にあやかりたい♪祇王寺に大原の寂光院はmustだね、とわたし。小督の行方を探す仲國の嵯峨もはずせない………Kくんもこだわります。なじんだ場所でも、テーマが変われば違った光がさしてくる。かくして真冬の1月中旬、底冷えのする京の町へ旅立つこととなりました。 『平家』をめぐって彷徨います。次回をおまちください。
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お休みのお知らせ
http://sannusa.exblog.jp/242039170/
2024-01-09T00:00:00+09:00
2024-01-09T00:00:18+09:00
2024-01-06T10:06:44+09:00
march_usagi
ちょっとこだわり
しばらくブログお休みします。いちおうひと月、あるいは二月くらいで再開しようと思っています。そのころになったらそっと覗いてみてください。 それまで皆さま、お身体たいせつに………
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この年のはじめに
http://sannusa.exblog.jp/242032654/
2024-01-01T00:00:00+09:00
2024-01-01T00:00:49+09:00
2023-12-28T11:28:29+09:00
march_usagi
ちょっとこだわり
この歳になれば、自らがどうのこうのといった望みはない。けれど家族の、友だちの、あるいはとおく離れた苦難にみちた人びとの幸を祈られずにはいられません。戦火のない世界を………年のはじめの願いです。
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この年を記憶する
http://sannusa.exblog.jp/242022541/
2023-12-23T00:00:00+09:00
2023-12-23T00:00:22+09:00
2023-12-21T10:50:31+09:00
march_usagi
ちょっとこだわり
私的にもいろいろあった年でしたが、社会に目をむければそんな思いはけし飛んでしまう……… なかでもガザの悲劇は深刻です。 15年ほど前、こんな本をだしました。ナチの強制収容所を生き延びた人びとの記憶をつたえるもの………人間性の抹殺とジェノサイドの残酷さは言語を絶します。 それと変わらないことが、パレスチナでくりかえされている、しかも過去の被害者だったものが、今日の加害者となって………歴史の教訓をあざ笑う所業、としか云いようがありません。 とおい土地の話ではない………おなじ時代のおなじ人びとのこととして、この年を記憶していこうと思います。 皆さま、よい年をお迎えください。
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見える、見える♪
http://sannusa.exblog.jp/242011854/
2023-12-16T00:00:00+09:00
2023-12-16T00:00:14+09:00
2023-12-14T10:08:59+09:00
march_usagi
匠のおしごと
と思っていたものが、また調子わるくなりました。こんどは双眼鏡です。ご覧のように見るからに大時代、40年以上前、勤めはじめたころに手にいれたものです。 でもたいへん使いやすくできている。対物レンズが大きいので、なんといっても視界が広く、かつ明るい。 倍率は7倍と控えめですが、対象をとらえやすいので不満はありませんでした。ただしいて云うと、重い。 計ってみたら1,150gありました。単独で使うなら問題ないのですが、たいていカメラと一緒です。もっと軽ければいいな。そのピント合わせに不具合がでてきてしまいました。左右のレンズが連動しなくなった‥‥‥使っている最中に、しょっちゅう調整しなければなりません。そんなある日、レンズのキャップがことわりなく脱落しました。ねじ込み式ではあるものの、簡単に落ちるもんじゃないよねぇ‥‥‥寿命がきたのかも。 カメラやさんのポイントもたまっていたので、ここは思いきって買いかえました。Monarch 7 10×42という機材です。対物レンズと接眼レンズを結ぶプリズムの形式が変わったので、くらべてみるとぐっとスマート。使ってみました。 心配した明るさですが、昼の野外ではまったく支障ありません。双眼鏡の倍率は、カメラの標準レンズ、いわゆる50mmレンズの何倍、といった感じでとらえればよいそうで、これはその標準50mmの絵‥‥‥だいたい肉眼で見た世界ですね。 古い双眼鏡は7倍だったので、50mm×7=350mm相当、こんぐらいに拡大して見えます。米粒くらいに見えたのは、カルガモ、奥にアオサギもいました。 いっぽう新しい双眼鏡は10倍ですから500mm相当、これは超望遠の範疇です。さらにこれだけ寄って見えます。足元にミドリガメもいますね。 気にいったのは、画像の鮮明さ。詳しい理屈はわかりませんが、カメラの高級レンズに使用しているEDタイプのレンズを使用しているとかで、いわゆる収差が極限まで減らされています。なので、隅々までびしっと再現される。いままではあまり気にしてこなかった小鳥のディテールも、これからはいやでも目にはいります。 楽しい驚きのはじまりみたいだな♪
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むきになる
http://sannusa.exblog.jp/241991724/
2023-12-09T00:00:00+09:00
2023-12-09T00:00:19+09:00
2023-12-07T13:42:25+09:00
march_usagi
秘密の本棚
いちど読みはじめた本は、最後まで読まなければ気がすまない。子どものころから刷りこまれてしまったようです。 長い本はいくらでもあって、たとえば『千一夜』………文庫本で26冊ありました。『源氏物語』も短くはない。岩波の古典体系で5冊………読みであります。『三国志演義』も、読みきるには気合と根性が必要でした。 現物ありませんが、『ラーマーヤナ』と『マハーバーラタ』もめちゃんこ長い。ただ描写に繰りかえしが多いので、正味はそれほどないかもしれません。『聖書』ももちろんたっぷり長い読み物です。 やんなっちゃったのは、フランク・ハーバートの『デューン』シリーズ………18冊すぎて、宇宙の娼婦がでてきて、さぁ面白くなるぞ、というところで著者が亡くなってしまいました。出版社も予期していなかったみたいですね。 いま読んでいるのが中里介山の『大菩薩峠』………こちら全41巻です。なぜ読みだしたかといえば、kindle版でたった200円だったから!買っちゃいますよね、やはり………kindle で読むと、読書の進捗状況がすぐわかります。全部で8,589ページあるうち、いまはその6,248ページ、進捗度は73パーセント!未完とわかっているので、『デューン』のようにがっかりすることはないと思うのですが、まぁ内容からしても終わりがなくて当然のような作品………にしても、いつまでかかることでしょうか。なにはともあれ、ただいま、むきになっております。
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鱈を食す
http://sannusa.exblog.jp/241986201/
2023-12-02T00:00:00+09:00
2023-12-02T00:00:12+09:00
2023-11-30T10:20:13+09:00
march_usagi
おいしいもの好き?
鍋用に冷凍しておいてもいいのですが、今回はこれだけで食べちゃうことにしました。 フィッシュアンドチップスに挑戦します。適当に切って、塩コショウ。皮と骨はとり除きます。小麦粉と片栗粉、ベーキングパウダーに塩少々………ネットで見つけたレシピのごとく混ぜて、ちょっともったいないけれど、ビールで溶きます。衣をつけたら、云われたとおり高温で揚げ、きつね色になったらできあがり。タルタルソースでというのだけれど、ケチャップかソースでもいいように思える。 ふむ、外はサクサク、中はしっとり、思ったよりいけるじゃない。ギネスにももちろんよし♪ ちなみにわが家でチップスはつくりませんでした。なので、フィッシュ・ウィザウト・チップスとオーダーしてください♬
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舶来の酒
http://sannusa.exblog.jp/241981320/
2023-11-25T00:00:00+09:00
2023-11-25T00:00:13+09:00
2023-11-23T14:45:59+09:00
march_usagi
おいしいもの好き?
50年かもう少し前、ジョニ黒は1万円以上、たぶん1万5千円くらいはしたと思います。ジョニ赤だって5千円はくだらなかった。大卒の初任給が10万円に満たないころの話です。 呑みかたもいまとは違っておりまして、大人はたいていストレート………ショットグラスでクイッとあおるか、しゃれたおじさんならオンザロック………そんな時代でした。 ときが流れ、くらしも変わって半世紀、先日、買い置きのお酒がきれたので、量販店を歩いていたら、とんでもないものが目にはいりました。シーヴァスリーガルの徳用瓶、1,750ml入り! 同じシーヴァスのミズナラ・レギュラーサイズと並べてみました。ざっと2本半分です。これだけでもびっくりものですが、価格がなんと5千円を割っている。シーヴァスがですよっ!ジョニ黒よりずっとずっとえらいシーヴァスリーガル12年ものがですよ!レギュラーサイズだと3,600円あたりが相場と思うのですが、それと比べてもなんとも安い。 ここのところなにもかも値上がりして青息吐息のくらしではありますが、お手ごろになったものもあったのである………それもお酒の世界で!たいせつに連れかえりましたよ♪こうして並べると、なんかこうとっても裕福になった気分………呑まずに酔える気がしてまいりました。
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ナイフ・ノスタルジア
http://sannusa.exblog.jp/241976317/
2023-11-18T00:00:00+09:00
2023-11-18T00:00:13+09:00
2023-11-16T14:39:39+09:00
march_usagi
匠のおしごと
メインの肉料理にとだしてくれた一組のナイフ………この曲線には見覚えがある。 ひょっとして、……… 家にもどって確かめました。やはり、ラギオール!30年ほど前、家人にプレゼントされたラギオール・ロシニョールと兄弟でありました。刃をひらけば、いかにもフランスらしいおしゃれなスタイル。1789というと革命の年ですが、そのころから続いているのでしょうかね。 思えば子どものころ、ナイフはごくふつうの道具でした。男の子ならかならず持っていた。鉛筆削りや図工の工具、手製のパチンコやゴム飛行機をつくるのにも欠かすことができませんでした。 いちばん普及していたのは、たぶんこれ、「肥後守」です。古風なスタイルですが、手になじんで使いやすい。刃がゆるやかに湾曲して、細かな細工にもこたえてくれました。研げば研ぐほど切れ味がよくなると、競って砥石に走らせたものです。アーミー・ナイフもはやりましたね。すごいのになると、ハサミやノコギリ、ワインの栓抜きまでついていた。あこがれでした。
大人になって実用から縁遠くなってしまったけれど、ナイフにはやはり特別な思いがあります。いまも気がむくと料理につかうフィッシャーマンズ・ナイフ。包丁とちがって腰が強く、おおきな肉のブロックを切り分けるときには頼りになります。にしても、なんか浮き浮きするのですよね、こうして見ていると。どうしてだろう……… わすれていた冒険心をくすぐるのでしょうかね♪
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オコメカエセー
http://sannusa.exblog.jp/241971340/
2023-11-11T00:00:00+09:00
2023-11-09T11:38:02+09:00
2023-11-09T11:37:11+09:00
march_usagi
そぞろ歩き
ホトトギスの鳴き声を、「てっぺん欠けたか」といったふうに聞く………コジュケイの鳴き声は「ちょっとこい、ちょっとこい」云われれば、たしかにそんなふうに聞こえます。 だれでも知っているのはウグイスの「ほうほけきょう」これはたまたま鳴いている最中のウグイスですが、「ホウホケッ」と鳴いたところでわたしに気づき、「ケキョ」を鳴きのこしたままあわてて逃げさりました。 さて、わたしの家のちかくで、近ごろ聞きなれない鳴き声を耳にするようになりました。小鳥だと思うのだけれど、まれに「おこめかえせー」というふうに聞こえる。図鑑にもない声です。それもそう頻繁でない。なにかほかに気をとられているときに聞こえます。「お米返せ」かぁ………米屋に恨みでもあるのでしょうか。 駅前をあるいていたとき、それがすぐそばで聞こえました。それがなんとなく電子音………見まわして特定したのが、駐車場………このなかから聞こえる。のぞいたら、
声の主はすぐにわかりました。精算終えた車が車道にでるとき、歩行者に気をつけてくださいと告げる警告音、それが「おこめかえせー」って聞こえるんですね♪ 正体がわかってすっきりはしたものの、「怪鳥がいるかも」のわくわくした思いは泡ときえて、ありきたりの日常が待っていたのでありました。]]>
海の美術館
http://sannusa.exblog.jp/241965442/
2023-11-04T00:00:00+09:00
2023-11-04T00:00:09+09:00
2023-11-01T09:39:52+09:00
march_usagi
そぞろ歩き
軍港か、どぶ板通り………なんて思ってしまうけれど、 海岸線を走水(はしりみず)の先まで行けば、しずかな眺めがひろがっています。海沿いの停留所からすこし歩いた横須賀美術館………市制100年を記念して2007年にオープンした、近代的な施設です。 企画展として「ロイヤル・コペンハーゲン」を開催していましたが、所蔵品も充実しています。スペースをたっぷりつかった展示は、作品を俗世間から切りはなしてくれる………作者とのひめやかな対話がはじまります。よく晴れた日に、海の美術館ですごすひととき………悪くありません。
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秩父はとバスツアー
http://sannusa.exblog.jp/241960387/
2023-10-28T00:00:00+09:00
2023-10-28T00:00:12+09:00
2023-10-25T10:58:32+09:00
march_usagi
わたしのお寺と神社
楽ちんさが忘れられず、またはとバスに乗ってしまいました。今回は秩父方面………寶登山、三峯、秩父の三つの神社をめぐります。メインはやはり三峯神社でしょうか、紅葉にはすこし早いけれど、山深く、澄んだ大気が気もちいい。唐獅子や狐でなく、狼が眷属というのもこのお社の特徴、参道のそちこちで、精悍な姿を見せてくれます。絶滅させてしまったのは、かえすがえす惜しい生き物………寒空に轟く遠吠えを、いちどきいてみたいものでした。拝殿、本殿は典型的な権現づくり………山岳宗教、修験道と習合したうつくしい建物です。それほど期待していなかったのですが、秩父神社も観る価値ありました。権現づくりの社殿もみごとなのですが、目をうばわれたのは、軒下をぐるりと取り巻く彫刻や浮彫の華やかさ! 左甚五郎作と伝えられる龍や、虎を筆頭に、鳳凰、麒麟、獅子………これは相撲をとっているのでしょうか? 行司は福禄寿さんみたい夕陽をあびて、憂世を忘れるひとときでありました。神はまさしく細部に宿る! 実感です。 ちなみにお昼の食事は折詰弁当、ロング缶なら2本はいける、って陣立てでした♪
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カワウの学校
http://sannusa.exblog.jp/241955903/
2023-10-21T00:00:00+09:00
2023-10-21T00:00:10+09:00
2023-10-19T09:47:23+09:00
march_usagi
生きものたち
鳥たちの帰ってくるのが、心なしか遅い気がします。でも、干潟には餌をあさるすがたもちらほらと………轟音をあげて飛びたつ飛行機に、ひるむ様子もありません。 頭上がやかましいな、と見あげたら、カワウの皆さんが松の樹に鈴なりでした。おしゃべりに夢中のようで、………でも、なんか多いなぁ。 海際へ出てみたら、いるわいるわ、メチャクチャいっぱい!写真に納まっている個体だけで100羽をくだりません。この一群のもう少し先、画面の左にも、同じくらいの一群がいますから、都合200羽を超える!出入りか! カラスの大軍でも迎え撃つのか!………なんておバカなことは全くなく、のんびり日向ぼっこをつづけるのでありました。 でもこれですべてではありません。裏の林にはさらに別の一群が………結局どれくらいいるんでしょうね………ざっと合計で500羽近くが集合しているようにも思えました。 三浦でウミウの集団営巣はなんどか観たことあるのですが、ここまでの密集ぶりは初めて………予想外なことって、あるんですね♪稲刈りも済み、どんぐりも膨らんだ、秋のある日のご報告でした。
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