子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
by march_usagi
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45年前のあの日

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高校を出てから40余年の歳月が流れました。
わたしたちの背は、それから伸びなかったけれど、
植物たちはそうではなかった。
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草で覆われていたスロープも、
枝葉をのばした樹木に日差しをさえぎられて、
今は土のむき出した、はだかの斜面になってしまいました。

でもここには昔やわらかい草が敷きつめ、
秋の終わりまで、制服でじかに座っても汚れることがありませんでした。

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45年前のあの日、この学校で「紛争」がはじまりました。
なにがもとで、なにがどうなったか、ここで書くつもりはありませんが、

封鎖された校舎を背にして、
1年生から3年生まで、すべての生徒たちがこのスロープに集まり、
いろんなことを話しあいました。
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鮮明に憶えているのは、K君のこと‥‥‥
夕暮れのせまる集会で、腕を高くあげてK君は発言をもとめました。

発言席で彼は一冊の手帳をかざします。
「みんなこれ何に見える?」
外国人登録手帳でした。
「僕は朝鮮人だ。毎年登録が必要だという。そのたびにこの手帳に強制的に指紋をとられる。犯罪者でもないのに!
「なぜなんだ? 僕と君たちと、どこが違うというのか‥‥‥」
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たぶんその瞬間まで、わたしはまったく社会を知らなかったのでしょう。
だからノーテンキに自由や正義、平等や民主主義なんてものを、当然そこにあるものとして考えていた。
でもそれは見かけだけだった‥‥‥
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この木は、わたしがK君の声を聞いたすぐ脇にはえていた木‥‥‥
その頃は細くひょろひょろとした若木でしたが、
40余年の間にこんなにみごとな大木となりました。

60を越えた今、わたしは願うのです。
あのときの羞恥が、あのときの動揺が、あのときの切り裂かれるような思いが、
わたしのなかでも地に根付き、この木のように枯れることなく、
生きている限り脈打ちつづけていてほしいと‥‥‥
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by march_usagi | 2014-08-23 00:00 | ちょっとこだわり | Trackback | Comments(0)
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