サルナートと云う聖地
釈迦牟尼がはじめて仏の悟りを説いたところと云われています。
その日、彼の言葉を聞いたのは、五人の修行僧と鹿だけだったとか‥‥‥
紀元前3世紀~紀元2世紀‥‥‥アショカ王、カニシカ王らの統治していた時代に、インドでは仏教の最盛期を迎えますが、
その後ヒンドゥー教に盛りかえされて衰退し、今この地を訪れるのはもっぱら異国の人々だけ。
静かな敷地は若い男女のデートスポットのようでもありました。
釈迦牟尼が教えを説いたのは菩提樹の下‥‥‥もちろんこの木はその菩提樹よりはるかに若い世代なのですが、日本の神木の紙四手のように、幹に青とオレンジの小旗が巻きつけられておりました。
仏教の象徴としてのストゥーパ‥‥‥
わが国では五重塔のように複雑な形をとるようになりましたが、もともと仏舎利をおさめた原型はこのように単純で堂々としたものだったようです。
今は鳥たちがその守り手となっておりました。