石上神宮と元気な雄鶏
なんという品種かしりませんが、雄鶏は立派な体躯に長いしっぽ、啼き声も太く猛々しく、豪快です。
石上神宮は物部氏の守り神‥‥‥大和朝廷が全国制覇をなしとげたころ、物部氏は朝廷の軍事部門を担当しておりました。
なので、今もこの神社のご神体は三振の宝剣‥‥‥それぞれ布都御魂(ふつのみたま)、布留御魂(ふるのみたま)、布都斯魂(ふつしみたま)とお呼びします。
三振目の布都斯魂は、スサノオが八岐大蛇を退治したときの十握剣(とつかのつるぎ)であるとか‥‥‥
いかにも軍神らしいご由緒です。
朝廷が貴族の政治サロンに特化したのちは、軍事部門は平家、源氏にゆだねられることになりました。源氏が八幡信仰を採用したものですから、なんとなく軍神=八幡神というイメージが定着してしまいましたが、それ以前は「剣」=武器そのものが神であったわけで、やはりプリミティブな信仰のありようだったと思います。
境内はそう広くはありませんが質実剛健、実に堂々としています。
細部にも建設者と職人さんの気迫のようなものが伝わりますし、
巫女さんも美人でした♪♪
古代の香りに満ちた、おとずれる価値のある神社だと思います。
石上神宮は知りませんでした。
可成り由緒或る神社の様ですね。
奈良は京都以上に深く神秘的。
時間があれば訊ねたい所だらけです。
奈良には今日の雅な文化が花咲く前の、より始原的な文化の香りがします。時間があれば、もっともっと訪ねたい土地ですね。
石上神宮は、物部氏という、歴史の彼方に消えていった氏族の守り神のせいか、地元の方にもそれほどポピュラーでないようです。かえってそれがよい雰囲気を保たせているような気がします。