子どものとき、道ばたの神さまはどこの辻にもいらっしゃった。 年を経て探してみたら、ずいぶんお仲間が減っていた。 小さな生きものと同じ‥‥‥そう、でも、負けないよ♪
by march_usagi
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アンコールの彫刻家

歴史というものをわたしたちはなにか直線に似たものとして学びました。
原始共同体から部族社会がたちあがり、余剰生産物から階級がうまれ、領主たちの連合としての封建制ができ、やがて商業資本主義、産業資本主義の台頭とともに絶対王権、そして近代民主主義がうまれ、精巧な構造をもった近代市民国家が誕生する‥‥‥と。
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しかしそれは実はとても限られた、例外といってもよいような歴史ではなかったか‥‥‥
西欧の一部や日本などのごく限定されたものでしかなかったのではないか‥‥‥
クメールの地を踏んで以来、ずっとそんなことを考えています。
所詮は根拠のない思いつきだし、史学を専攻されている先生たちなら一蹴してしまう考えかもしれませんが‥‥‥。

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‥‥‥遠い昔、善をつかさどる神たちと、それに逆らう神々との闘争がありました。彼らは不老不死の霊薬アムリタを得るために、巨大な龍蛇の両端をひきあって大海を攪拌します。乳海からはやがて太陽と月があらわれ、ラクシュミーの女神があらわれ、最後に医の神が霊薬アムリタの壺をかかえてあらわれますが‥‥‥

クメールの地にのこる「乳海攪拌」の神話です。
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6世紀にはじまるアンコール王朝は、12世紀、スールヤバルマンⅡ世、ジャヤバルマンⅦ世の時代に最盛期を迎えます。その版図は遠くシャムやヴェトナムにもおよびました。
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その強大な軍事力をささえたのは、巨大な用水池をもちいた稲作の画期的な革新であったといいます。
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信仰深い王たちは、ヒンドゥーや仏教の大伽藍を次々に建設していきました。
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わたしが心をひかれるのは、これらの建造物に彫られた無数の彫刻群‥‥‥
これも定説として、奴隷が、あるいは自由を奪われた民が、鞭と飢えの脅迫のもとに彫らされたものであると‥‥‥言われます。
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でも実際に彫刻を見ていくと、わたしはこの定説に疑問を感じてしまう。
彫り師たちは、あるいは彫刻家といってもよいかと思うのですが、彼らは必ずしも労働を苦としていなかった‥‥‥
むしろ自発的に、嬉々として彫ったような気がする、それは作品を見れば歴然としているように思える‥‥‥と。
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これも根拠のない意見と笑われるかもしれません。たとえばアジア型専制主義の実態を無視した暴論といわれるかもしれない。支配は苛烈だし労働は過酷だった、と‥‥‥しかしそれは現代でも変わらないのではないか?
わたしが言いたいのは、いかなる状況にあろうとも、どんな過酷な環境におかれようとも、ひとは労働に喜びを見いだすだろう‥‥‥ということ。
まして王国の繁栄に鼓舞された彼ら石工たちには、わたしたち以上に創ることへの喜びがあふれていたのではないか‥‥‥ということ。
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そうでなければこんなものを後世に残すなんて、できるわけがありません!
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by march_usagi | 2012-09-01 00:00 | 海の外そぞろ歩き | Trackback | Comments(2)
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Commented by otyukun at 2012-09-04 22:25 x
流石、目の付けどころが違いますね。
物を作る喜びは職人の命、何ものにも代え難いものです。
剣で脅されて作ってもこんな作品は生まれなかったと思います。
しかし、素晴らしい遺跡ですね。
何時か、きっと行ってみます。
Commented by march_usagi at 2012-09-05 09:38
ものを創るかたにむけて書きました。
全身全霊を傾けて創りあげたときの喜びは、本当に天にも昇る気持ちといってよいでしょう。
結果が報われればそれに越したことはありませんが、それ以上に「創りあげる」というそのことが大切なのだと思います。
アンコール編はあと2本ほど用意しています。そちらもお楽しみに♪